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아시나요 ご存じですか? [エッセー]


아시나요 ご存じですか?
韓国で一番地価の高いこの明洞の場所、パスクーチがなくなったのを?





 パスクーチの前はスタバでしたね。
世の中は無情です。そのときそのとき金を持った人々・企業が、登場しては消え、登場しては消え。盛者必衰の理をここに見ることが出来ます。

 



 

 これは私個人の見解ですが・・・このデコレーションは、1)全面改装が間に合わなかったから木でこうやって覆ってあるのか?それとも?
 私なら1階だけでお店を開店し、2ヶ月ばかり店を開いてここからの売上げなどは期待しません。つまりここの場所でこうやって店をだすと言うことで、名前を覚えてもらえば一大広告になるわけです。2ヶ月程高い地価を支払って、ここを撤退します。とにかく自分の会社の名前を知ってよと言う会社には、抜群の技ではないでしょうか。

 平たく言えばこの建物全体が、広告の看板と言う訳です。
 この場所が変わったこと、まだ韓国の方ですら知らない方はたくさんです。


 

아시나요 ご存じですか?

 韓国ではエスカレーターは走っても歩いてもいけないと言う事を。





走ったり歩いたりしないでください


 自他共に認める急な性格の持ち主韓国のエスカレーターが、まるで日本のエスカレーター文化を批判するかのごとく^^。
 私には随分無理しているような気がするのですが。

 




二列で立って乗ってください

 

 走っても歩いてもいけないわけですから、2列になってそう言う人の道を塞ぎなさいと言う訳です。一昔前までは何の規則も無かったのですが、最近はどうも大阪式乗り方で人々は無意識に乗っているようですよ。大阪式が東京式乗り方の反対だと言うのは皆さんご存じですね?

 いずれにせよ歩いたり走ったりは危険だ、その概念は正しい。韓国では乗ったステップで神経を使わずに済むことが、なに気に心地よかったりします。

 東京では、こっちにのったら歩かなければならない(じっとしていられない)。歩かないならば後ろを気遣って道を空けなければならないと、短い時間の間に神経を使わなければならないのは、結構面倒です。

 また人々は、歩きたくないが故に歩かない側に乗ろうと、エスカレーターの前に片側だけで行列が出来るのも、マルド アンデヌン マルですね。そのまま気楽にエスカレーターに乗りたいではありませんか。僅か数十秒の時間なのですから。

 

 

아시나요 ご存じですか?
 ソウルでチャーハンを注文すると、チャジャンミョンのソースのようなものがついてくる事がある。




 

 目玉焼きというか目玉あげ?がついてくる文化は、他の東南アジアにもあります。
チャーハンの持つ元来の味を、このソースがぶちこわしてくれます。このソースにまぶして食べるなら、チャーハンでなくても麺でも、スパゲッティーでも、何でもいいではありませんか。


아시나요 ご存じですか?

 韓国における一般的な古典的「とんかつ」と言えば、下記のようなフォーメーションだと言うことを。なぜかなどは関係無しに、何十年も前から「とんかつ」と言えば、こうやってキャベツとご飯とソースと一緒に出てくるものなのです。つまりこれが日本式「とんかつ」ではない、韓国式「とんかつ」なのです。肉が厚い薄いと言う古典的な議論ではなく。

 



 

아시나요 ご存じですか?

 アルバイト募集で募集人員が0人と書いてあります。これが1人~9人までを募集しますと言う意味である事をご存じですか?00と書かれれば10人~99人という意味であることを。
 だからくれぐれも募集していないのに、張り紙なんてしてとお憤りなさらぬよう。




 

平日週末 アルバイト 募集

 

아시나요 ご存じですか?

南山頂上から東京がこの距離だったことをご存じですか?これから韓国の距離は約1000Kと覚えましょう^^。

 




아시나요 ご存じですか?

 南山では、恋する二人は鍵を使ってこうやることを。

堅く結ばれた二人は永遠に外れることは無い。と洒落込みたい所でしょう。逆に暗証番号や鍵があれば容易に外すことが出来ると言うことにもなるじゃないかなどと、野暮な突っ込みはしますまい。

 若い人々にはこうすることが喜ばしい事であり、鍵がどうのこうのはさほど意味はないと思えます。

 この一帯あっちゃこっちゃに違う相手との鍵が残っていると、取り外す事も出来ず・・・間違ってもその方向には行きたくないと言う心理的圧迫は残るでしょう。まさか新しい相手に、昔の鍵を発見されたりしても洒落になりません。裏を返せば、訳あってこの無数の鍵を一つ一つ名前と字体を確かめる男性/女性もいるという事でしょう。




아시나요 ご存じですか?

 ソウル支庁解体。昔の面影は無くなった?昼間ではないので私も確かではありませんが、見た目に昔の面影はありませんが、高層ビルになると言うことですから、従来の支庁の上っ面を加工しているのみのようにも見えますね。




 

아시나요 ご存じですか?

 もっとも知らなくてもいいのですが、今のナショナルフラッグキャリアさんの、お献立をどうぞ。
韓国線 プレミアム空弁。写真の写りが悪く申し訳ありません。






 “和”をテーマに、季節の素材を八つの枡に詰めた「松花堂弁当」だそうな。力が入っているのは認めますが、お世辞にも若者相手にはなっていません。中年にもちょっと・・・。お年寄り口のうるさい方々向けのメニューになるのは仕方ないか。

 

 ただ、年の行った妖怪のような(失礼)乗務員の方々の、慇懃無礼さには正直嫌気がさします。自分が丁寧にお客様をお取り扱いしています、自分はこの道のプロですと言う気位が、逆に若い乗客そして初めてビジネスに乗ったような中年の人々を、見下ろしている。

 受け答えする時にすら、その妖怪達の発するいかにも光線が強烈な事強烈な事。それを相手をぐいと押し返すような受け答えをすれば、立派な客と認められるような、そんな風潮が好きくありませんね。

 登場すると一々私はあんたの名前を暗記しているんだぞと言わんばかりに、裏に乗客の名前を記したあんちょこで名前を覚えて、挨拶に来る。他の乗客の前で人の名前を呼ばないで欲しい。個人情報を漏洩しているではないかと、いつも思うのです。

 がしかし、自分は選ばれし人、乗務員が名前を呼んで跪いて、自分の所に挨拶に来るのだと悦に浸るアホな輩がいるから、こういうくだらない儀式が無くならないのです。

 

 新人はエコノミー、ベテランはエグゼクティブ・ファーストというルールを変えればいいのに。なかなか乗務員の組合の手前もあって、難しいのでしょうね。
 権威主義的な航空会社、Changeをのぞむならそう言う所から変えて行けばいいと言う事が、わからないようです。いや、わかっていても出来無いようです。

 

                                                        おわり

 

◆チョ・ソンモ(歌手)さんの歌の題目にもあるこの「아시나요 ご存じですか?」。韓国語的には、男性が使う表現ではありませんので、あしからず。女性が使うとても優しい響きの韓国語です。

 知ってますか?普段よく使う表現、皆さんはどれをよくお使いでしょうか?

 

아시겠습니까? 아시겠어요? 아세요? 아십니까? 아시죠? (알겠습니까?
알겠어요? 알았습니까? 알았어요? 알아요? 알았지? 압니까?)

 

 今日日、口語で아시나요などと言う人は滅多に見かけません、と言うかいません。私がこの言葉を使うと、必ず韓国の人が違和感と共に微笑みます。


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日食 日食 大騒ぎ [エッセー]




 

 少しは期待していましたが、ここでは全く暗くなると言う感覚もありませんでした。どんより曇った空の下でしたから。

 テレビで各地の模様を見るだけ。

 

 日食・日食って(일식)、日本のレストランがどうしたのかと。

 韓国語の一つの限界がここにあります。

 

일식   일본식 음식.  日本式食べ物 和食

일식   그릇, 가구 따위의 한 벌. 또는 그 전부 一式

일식   한 끼의 식사. 또는 한 번의 식사. 一食 一度の食事

일식   잠시 쉼. 一息

일식   そして今回の日蝕

 

 일식と書いてもこれだけの異なった意味があります。それをわかるように書くためには(漢字)で意味を確認させる時があります。

 今日だから韓国新聞紙上で일식と溢れていても、和食と間違う人はいないでしょうが、今日でなければかなり危うくなります。もっとも正確には개기일식と(皆既日食)と書いていますが。

 

 さて、エリカ様は海外からこの日食を見るために東京に戻りそして南の島にいかれたそうな。何でも奄美大島や悪石島と小笠原諸島等に多くの人々が訪れてそのときを待ったそうな・・・・。飛行機の上から見るために飛行機に乗った人も。上海にまで見に行った人も・・・・。

 100年に一度の景気の悪さなのに、平日にあれだけの人が皆既日食だけを見に行く事の出来る日本。なんだかんだいって豊かなんだなぁ・・・とテレビを見て思いました。

 生きるか死ぬかの戦争をしている地域の人々、食べ物が無くて生きるか死ぬかの生活を送っている人々に皆既日食などがどれだけの意味があるものなのかと。

 

 幻想的な風景に陶酔、はたまた狂喜乱舞する人々をよそ目に私があの皆既日食を見て思ったこと。私と同じ考えの方がいらっしゃるでしょうか?

 

『太陽は燃えている(エンゲルベルト・フンパーディング)・・・などと言うキツイ冗談はさておき、でもやっぱり太陽は燃えている。コロナ・・・あの巨大なフレアの燃料はなんなんなんだ。でもあれだけの爆発で高温で燃え続けているのなら、つまり燃え尽きるってことだろ?太陽の寿命は50億年と言うことだけど。やっぱりこの世にも終わりがあるってことじゃないか。今僕が立っている場所も廃墟に化す時が来ると言うことかぁ・・・。

 でも太陽の寿命を心配している自分があほらしくないか。地球のいや人類の寿命の方が確実に先にやって来る。人類は数百万年は続かないと言われている。今私達が大きな顔をして当たり前のように住んでいるこの人間のための人間の世界も、確実に無に帰す時がやって来ると言う事なんだな。

 都議選の結果がどうだの8月末の選挙がどうだの言っているレベルとは全く違う遠大なレベルのお話。そんな事をあーだーこうだ言っている(自分も含めて)人々があほらしくなる。そう・・・あとたった50年後、人間のこの世界がどうなっているかわからないと言う人もいる。太陽が数分少し隠れただけで気温が低くなったと大騒ぎなのだから。一方温暖化も平均10度地上の気温が上がれば人間は生きては行けない。』

 

 世の中には終わりがあると言うことを、昨日の日食を見ながら深く感じましたとさ。そんな事思う人いませんね。

 

 ところで・・・・。

 皆さんもここで様々なD-Dayまで何日かを計算されてはいかがだろうか?彼女と付き合って何日目、ご主人と結婚して何日目、自分は今日で何日生きたか?あと何日生きられるかを計算するのも一興かも。

 



ここをクリックして計算してみてはいかがでしょう。かなりな密かな時間つぶしになること請け合いです^^。
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 あなたは生まれて今日まで何日目?後何日生きることが出来るのでしょう?

 

                                                      おわり


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昔のお題 書きかけて放置してあったお題  [エッセー]

icon 今週のお題

過去のお題 「今までの人生で一番恥ずかしかった!」という体験談を教えてください。






 当時、高校生の私は、福岡県のとある進学校(今年は凄く珍しく本日現在高校野球予選でまだ残っている)に通っていた。実家のある田舎からその進学校までは国鉄を利用して通わなければならなかった。
 進学校に通う学生の三種の神器&パフォーマンスは、校章が光る帽子を左脇に挟むこと、辞書がつまった鞄だぞと言うことを示す厚さ10CM以上はある鞄を持つこと、そしてつめ入りの学生服のカラーフックをきちんとしめていること。

 韓国映画にありがちの不良学校に通う学生達は、髪型は雨よけになるかと見まがうリージェント、絶対に弁当しか入っていないかと思われる鞄。ご丁寧に透明の釣り糸で一定以上広がらないように縛られていた。ズボンはピンキー(古っ!)もどきのパンタロン。電車・・・もとい汽車は、扉が存在しない。そこで誰かがたばこを吸うことくらいは、朝飯前。誰もそれに対して文句は言わなかった。

 女性は地面から10CM程度しかのこらない丈のロングスカート。眉毛はあるかないかわからないほどの出で立ち。

 

 私はまるで人生の敗北者かのように小さくなりながら、そういうチャンドンゴンのように格好よく、肩で風を切って歩く高校生達を上目使いで避けるように生きていた・・・・。

 

 彼らも私たちのような人種には、言いがかりを付けてくる事は少なかった。彼らが相手にする対象ではないと思っていたのか、手を出してはいけない人種と思っていたのかは定かではない。幸いにも持っている時計をかつあげしたり、がんたれたと言って喧嘩をふっかける対象外であった。
 最初から彼らと対抗しないのだから、我々は彼らののれん状態だった。そして彼らも何より校章をめざとく発見したりすれば、黙ってスルーしてくれた。

 

 そんな私だったが、すし詰めの混雑を避けるために、いつもホームを延々と歩き、一番先頭の車両から乗ることにしていた。それでもかなり混んでいたが。

 毎朝乗る同じ汽車に密かに心を寄せる女性がいた。めっちゃ可愛かったのだ。だが、私の売りはチャンドンゴンの男っぽさ、ワイルドさでは決してない。たばこ一つ格好良く吸えないのだから。

 ひたすら、列車に乗っている時間ですら、単語一つを覚えようと単語帳を見つめているのだから。いや・・正確には単語帳を見るふりをしていたと白状しておこう。ワイルドで冴えないなら、その反対で攻めるしかないではないか。

 

 その子はなぜか毎日私の目の前に立ってくれた。扉がなく剥き出しのタラップが真横にある先頭の列車の入り口を挟んで向こうとこっち・・・・・距離は1メートル。私が先に乗って行く。私が進行方向を背にして立てば、彼女が反対側に。

 今の私なら、もう秒殺で声を掛けていたに違いない。でも当時はそんな事は死んでも出来ないほど、うぶだった。

 そんなチャンスが毎日毎日続いたにもかかわらず、私は相変わらず帽子を左脇に抱え、分厚い鞄を持って、本を読む事、いや読むふりしか出来なかったのだ。

 

 しかしその日は突然やってきた。

 私が一生忘れることが出来ない日が。

 

 列車は私がおりる西新駅に到着した。私はその駅で降りると言うことの意味に毎日ささやかな優越感を感じながら、颯爽と列車を飛び出すのだ。それが彼女に対する唯一の見せ場だと思っていた節がある。おろかにも。

 その日もお互いに無言で通した20分が終わり、私は彼女から引き裂かれる寂しさを感じながら、タラップからホームに足を踏み出した・・・・・・・が・・・・・・・史上最大の事件がお・き・た。(プロジェクトX風)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ホームがなかった。・・・・・・・ドタッ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 運動神経に自信のあった私は、そのとき咄嗟に左手で列車の入り口に付いていた手すりを掴んだ。踏み場の無い右足は、左足と手すりを掴んだ左手を軸にコンパスで円を描くかのように扇型に宙を彷徨い、弧を描ききって列車の外壁にへばり付くような姿勢になった。そのときあろう事か、私は咄嗟によせばいいのに左手を外してしまったのだ。

 もんどり打つとはこの時の私の状態を表現するためにあるような動詞だった。2メートルはあろうかと思われる、ホームが切れた先の地面に、見事に背中からとんぼ返しで崩れ落ちた。

 

 なぜ手を離したのか?それは位置的に列車の外壁にへばり付いて動きが止まる真横に、その子が立っていたからだ。そのような惨めな姿をさらけ出すよりはと思い後先考えずに、思いっきって手を離したのだろう。

 

 ドタッ。今でもあの音は私の記憶からぬぐい去れない。地面に仰向けに横たわる私の2メートル上空から、その子は私を見下ろしていた。

 

 しかし、私は若かった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私はその十数秒でどういう惨事があったのかを完全無視し、今あったことを何も無かった事かのように、颯爽と立ち上がり、つんと澄ましてホームに向かって歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 これが一部始終だった。

 次の日からその子の姿は忽然と消え、私の記憶からも消えた。

 

 電車を降りるときは、ホームを確認しよう。汽車の運転手さん汽車はきちんとホームにつけて止めてくれ。

 

                                                       おわり

 

 

 

 参考 筑肥線、今は汽車はなくなりました。

 

 

 

 

 

 

 


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ターンベリ 全英オープンゴルフ 国民を陶酔させる 遼君 登場 [エッセー]

 ゴルフの4大メジャーの一つ全英オープンゴルフが始まりました。16~19日の4日間で行われます。日本のおじ様にもおば様にも皆さんにも絶大な人気の石川遼君が出場しています。


 女性の方々にはゴルフは野球に並んで興味の無いスポーツでしょうが、ここは少し私の話を聞いていただきたいのです。写真が無くて読みづらいですが。


 


 当時私は英国に住んでいました。故父の影響で小学校に上がる頃から打ちっぱなしでクラブを握っていた私は、英国に赴任してからゴルフ三昧。


 緯度が高い英国は、夏場はなかなか日が暮れず、仕事が終わり夕方6時からワンラウンドが可能でした。夜10時を過ぎても明るかった記憶があります。
 価格は10£(ポンド)で1500円程度,、当時のレートだったら3000円くらいだったと思います。メンバーになるともちろん無料です。


 おかげで年間64ラウンドは、私の人生の中でも一番ゴルフをした年として君臨しています。


 


 赴任して1年目でしたか、2年目の夏でしたか、私は両親を英国に呼び寄せました。今考えると福岡→成田→ロンドンヒースロー空港までの長旅を、両親も耐えられる若さがあったのだと感慨無量です。


 


 ゴルフ大好きの父とお供の母を連れスコットランド(英国北部)に車で旅立ちました。


 


 さて、全英オープンは英語ではThe Openと呼び、英国という名前をつけません。(全米はU.Sオープンと言いますね)それだけゴルフの発祥地英国の気位は高く、オープンと言えば必然で全英オープンの事を言うと言う姿勢を貫いています。


 


 ゴルフ発祥の地英国のさらに発祥のゴルフ場はセントアンドリュースと言うゴルフ場であることは、皆さんお聞きになられたことはあると思いますが、全英オープンはスコットランド地域の数カ所のゴルフ場を持ち回りで開催しているのです。


 これまた不思議です。全英と言いながら、開催地はスコットランドなのですから。


 


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よこみち


 


 英国という国は一般の日本人にはややわかりにくい国です。


正式名は「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」と言い、グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国と訳します。これの略称は「U.K」です。(アメリカがU.Sであるのと同じく)


 つまり、日本人が俗に言うイギリス=Englandと言う呼称は、英国の一部の地域しか指していません。


 U.Kは、イギリス=England/ウェールズ=Wales/スコットランド=Scotland/北アイルランド=Northern Ireland  の4つの地域全域を指しています。


 英国の人々にとって、イングランドとスコットランドは違う国と言って良いほどの存在なのです。洒落にならないのですが、地図上ではイングランドとスコットランドには国境(Border)線が描かれています(もちろんパスポートなどは必要ではありませんが)。


 皆さん考えたことはありませんか?サッカーのワールドカップはなぜ英国だけ4チーム参加出来る権利があるのか?と。ラグビーの選手権もそうです。統一英国チームは存在しません。英国だけは予選さえ勝ち抜けば1国なのに4チーム出場出来るのです。


 それはまさに、日本で北海道/本州/九州/四国代表の4チームが、ワールドカップに参加出来る権利を持っているのと似ています。(もちろん英国の場合は各々の地域が独立国であったという意味では日本のそれとは大きく違いますが)


 


 オリンピックがサッカーで英国からは1チームしか参加してはいけないと言う規則から、英国の統一チームは参加していないと言う事実をご存じでしょうか?それでは参加しているチームはどこのチームかと言うと、イングランドの代表チームが参加しているのです。

 今日遼君と一緒に回った人は、ウエストウッドさんはイングランド出身。日本のアナウンサーや解説者達が、観客が地元イングランドのウエストウッドさんがよいプレーするたびに喜ぶと言っていますが、スコットランドのギャラリー達は、外国よりそれは思い入れはあるかも知れませんがイングランドのプレーヤーにはさほどの思い入れはありません。それほどイングランドとスコットランドとでは、お国柄が違うのです。


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 私はその全英オープン開催ゴルフ場に「ゴルフをさせてくれ」と電話で折衝して、父とのラウンドに備えたのです。飛び入りのしかもメンバーでもない、さらに日本人をプレーさせてくれると言った3つのゴルフ場の一つがこのターンベリというゴルフ場だったのです。


 


 イメージとしては、牧歌的な丘陵地帯を延々と車を運転しなければ到着しなかったと言う記憶があります。スコットランドはそう言う意味では北海道と似ていると言うのを良く聞きます。(北海道に行ったことのない人間が言うのはアレですがㅡ.,ㅡ;)。


 


 俗に言うリンクス(ゴルフコースが海に面している)コース。芝は短く、風の影響を受けやすく、英国特有で良い天気があまりなく、天候が崩れると寒く、ラフはヒースのような堅い枝木のようなもので覆われラフに打ち込むと物理的に球を打てません。


 


 まずここのコースはキャディー小屋でキャディーを選ばないといけません。日本のようなゴルフカートやおばさんキャディーではありません。キャディーさんが私のバックをちゃんと担いで歩いて来て一緒にプレーをするのです。


 私の記憶が正しければ、キャディーは全員男で、ランクがあった筈です。もちろんそのランクによって価格も違った記憶があります。そのキャディーフィーがいくらだったかは覚えていません。


 私も父も中間ランク程度の屈強なキャディーさんを選びました。彼らはゴルフ場のあらゆる場所を知り尽くし、グリーンのアンジュレーション、天候などを全部知り尽くしていました。


 石川遼君のキャディーもそのキャディーさん達から選んだ人だと言っています。もう何十年も子供の頃からそのゴルフ場でキャディーをやっているプロですから、ゴルフ場の事はすべて知り尽くしています。


 解説の戸張さんなどがパットのラインはきちんと読んでいるとおっしゃいますが、それは当たり前の事です。石川遼君はキャディーさんの言うとおりに打てば、球は入ります。


 


 どこに打てばよいか?どこを狙えばいいか?など私達のそれまでのゴルフの経験などお構いなしに無視して、彼らの言うとおりに打っていれば最高の結果になりました。


 そのときでしょうか、私はゴルフは一人でやるものでは無いと痛感したのは。


 


 彼らは私達のゴルフの腕を一瞬に見抜きます。風を計算し、残りの距離を的確に把握し、私に黙ってクラブを抜き出して渡しました。何番で打てばよいか?あと何ヤード残っているか?風はどちらから吹いているか?など私は何も考えることなく、キャディーさんが渡してくれるクラブを黙って振っていれば良かったのです。


 


 ピンの位置がこっちだから、私はこっちに打とうとすると、あっちに打てと指示します。それは明らかにピンの位置から大きく外れた方向です。なぜかと聞いても、とにかく黙って俺の言うとおりに打てと言う感じに頑として譲らないのです。


 その理由は、後で知ることになります。なるほどこっちに打っているとこういう危険があるから、彼は私にあっちに打てと言ったんだと。


 


 私達がプレーしている途中で案の定雨が降り出して、本格的なリンクスコースの天気になって来ました。私はいくつ球を無くしたことか。もう探さないで良いよとなんどキャディーさんに言ったことか。スコアなどつけているような余裕はありませんでした。


 


 英語が話せない父は、キャディーさんの話すスコティッシュなどわかるはずもなく、どうやってコミュニケーションをしているのかと、時に気になって観察していましたが、不思議に言葉は話せずとも年配の父とキャディーバックを担ぐ若い彼とで、言葉ではない会話が見事に成り立っていたのに驚いた記憶があります。


 18番最終ホールで父が自分が着ていた薄手の雨合羽を、彼にあげると言って渡していました。父はすべて日本語でした。その彼はびっくりして心から嬉しそうに渡されたカッパを受け取っていました。あの彼はあれから父の雨合羽をどのくらい着続けたのでしょうか?


 


 部分部分の記憶はあるのですが、今日ゴルフコースを見ていても、残念ながら記憶に残っている場所はありません。


 ただ、あそこを昔父と一緒にゴルフをして歩いたんだなと言う感慨だけです。
 18番ホールで見ることの出来るクラブハウスは、ホテルになっていて私達はあそこに泊まりました。(今でも父と母と私で撮った写真が里の応接間に置かれています。母はあの写真がターンベリであることも、今遼君がやっている場所が昔一緒に行ったターンベリであることは知らない筈です。教えてあげなければ)





ここにみんなで泊まったんですねぇ・・・あの日に戻りたい

 

 遼君のキャディーさんは14歳の頃からキャディーを初めて今38歳だと言います。キャディー歴24年。私があの小屋を訪れたときは確実にあそこにいた人なんだろうなぁ・・・と思う感慨だけです。

 
 全英オープンをする登録ゴルフコースですから、いつかは必ず全英オープンが開かれるのは当然なのですが、今日そのターンベリで全英オープンが始まりました。残り3日間父との思い出を見つけるテレビ鑑賞になります。

 

 

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 人間模様

 世界ゴルフランキングNo.1タイガーウッズ(35)。石川遼君が17歳であれば年齢はダブルスコア。世界を極めたタイガーはもちろん日本ゴルフツアーなどレベルが低く認めもしないでしょう。しかも年齢が半分しか行かない17歳のアジアの青年を鼻にもかけない姿勢がありありです。

 1日2日目を石川遼と一緒のグループだと言われて最初に言った彼の言葉は「Quiet」つまり、(それは)静かになるな。と言う皮肉を言いました。会場が静まりかえったところで、慌ててフォローで遼君にエールを送り始めました。(会場はQuietとタイガーが静かにしろと言ったと勘違いしたのですね)

 日本の報道陣の連中が騒がしくてうるさくなるなと言う事を言いたかった訳です。

 欧米には16歳17歳でとてもゴルフがうまくて、ツアーに参戦してくるプレーヤーがいます。しかしそう言うプレーヤーは長続きせず、必ず消えて行きます。

 南アフリカの黒豹と言われる往年のスター、ゲーリープレーヤ(73)と言う人がいます。この人は石川遼君に以前こう言いました。「君の年齢で君くらいのプレーする人間は世界にはいくらでもいる」と。

 

 タイガーウッズは以前石川遼君にこういいました「17歳なら普通の17歳の人と同じようにやることをきっちりとやれ」と。つまりゴルフだけではなく他の事(学校に行って遊んで云々)もやれと。

 自分が17歳の頃はゴルフ漬けで世界に挑戦していた筈なのに、なぜそう言う事を言うのかと不思議に思った記憶があります。完全に17歳の日本からのプレーヤーを世界チャンピョンが見下していると言う仕草・発言・無視の仕方が見え隠れします。
 確かに今回の大会では実力とは別に、石川遼君の人気が後押しして、遼君が破格の扱いになっています。プレスインタビューも遼君が選ばれました。普通は世界のスーパースターに混じって遼君が出る事が許されるような場ではなかったのです。

 第一、大会一日目二日目にタイガーと一緒にラウンドできるという光栄を拝するのも、大会主催者の特別の遼君に対する配慮です。日本のスーパースター遼君に対する。

 がしかし、それを面白く思っていない人々も多いのでしょう。なぜあいつだけがと言う思いで苦々しく思っているゴルファーも多い筈です。17歳が最年少ではありません。16歳も出場しています。若手のスーパースター達も歴然と存在します。しかしタイガーと回るのは遼君だったわけですから。

 




 

 ほらね! 「U.K Open」とは言っていないでしょ?ただ 「The Open」と言っているでしょ?それが英国人のプライドです。


 英国オープンの公式ホームページのトップページですら遼君の写真をこうやって使っているのです。これまでの成績や実力を考えれば、明らかに特別扱いです。

 

 今日のプレーでも、タイガーともう一人のウエストウッドだけがいつも並んで話しながらプレーをしていて、石川遼君は後ろからその話の話に加われず一人で歩いていました。

 タイガーは石川遼君がティーショットするときに、そのスイングを見向きもしませんでした。

 タイガーとウエストウッドがパットを終えたら、遼君のパットを見ずにさっさと次のホールに歩いて行きました(これはルール違反ではなく一緒に回っているプレーヤーの最後のパットを見守る必要はありません)。しかし逆にタイガーのパットを見ずにさっさと遼君が先に次のホールに行くことは許されないでしょう。マナー的に。

 17番ホールで珍しく最後の遼君のパットを、その二人が見守っていました。遼君がバーィーをとった時に、タイガーは首を振ったそうです。言うまでもなく首を振ると言う動作は、遼君は凄いと言う意味では決してありません。日本的表現だと、なんてこった(こいつが)と言うニュアンスです。海外に長いこと住んでいた私にはその意味合いが良く理解出来ます。認めたくないものに対して悔しいときに出る仕草ですね。

 

 完全に格が違うんだ、おまえなどと俺が一緒にプレーすること自体が異常な事なのだ、俺はおまえの存在など絶対に認めない。日本で1位でもない人間が。なのに何なんだ日本の報道陣の異常な騒ぎっぷりは。石川がなんなんだ、ただの小僧じゃないか。

 実はタイガーがそう思う事は間違ってはいない事なのですが、そうであればあるほど18歳も年下の全英オープン初挑戦の若者を気遣い、緊張を解いてあげて話しかけてあげる姿などがあれば、どれだけ世界No.1の地位を、タイガーウッズの地位をもっともっと高められるのにと感じるのです。遼君が生意気な顔をしているわけでは無く、態度がふてぶてしい訳でもないのですから。

 思い起こせば、タイガーウッズが台頭してきたときに、当時の帝王ジャックニクラウスが、タイガーウッズに対して皮肉を言って馬鹿にしたりした発言(黒人に対する差別)は有名です。

 ゴルフの世界はそう言う世界なのでしょうか?


 17歳の石川遼君。いくら17歳でもあこがれ続けたタイガーウッズからの、そう言う冷ややかな無視の態度は感じることが出来ます。人間である限り尊敬する雲の上の人からそう言う態度で臨まれると、失望も大きいことでしょう。

 しかし結果がすべてです。今日はタイガーウッズより石川遼君が3打勝りました。何とも気分が良いことでしょう。

 

 小僧の遼君に負けた悔しさ、しかしそれを考えると自分の格が許さない。あくまで遼君など自分の眼中に無いんだと言うふりでのぞまなければならない。自分のプレーが思い通りにならない。焦燥感はどんどん募るでしょう。

 

 ゴルフのプレーや成績を見るだけでなく、タイガーの一緒に回っているプレーヤーの遼君への態度をじっと観察していても、とても楽しめますね。折からの3連休。日本の人々はこれから残り3日間石川遼君の一挙手一投足に一喜一憂することでしょう。上々のスタートを切った遼君、是非予選通過して欲しいですね。

 

 しかし成績もさることながらプレー後に英語で堂々とインタビューを受け答えをしています。コックニーアクセント(英国英語)のアナウンサーにこたえて。

 質問を把握できていないなという受け答えもありましたし、話している英語そのものはとても冷や汗の出るほど稚拙な英語ですが(数年後英語がきちんと出来るようになって今日のインタビューをもう一度見れば、こっ恥ずかしくて顔が真っ赤になることでしょう^^)、自分が17歳の時の事を考えれば・・・・英国に行って全英オープンに出て、タイガーウッズとプレーして、英語でインタビューを受けて・・・。17歳で優勝金額75万ポンド(約1億8500万円)を目指して・・・。大変立派なものです。間違いなくド超級な17歳です。

 

 さて・・・この時点で全英オープンはまだ全員ホールアウトしていません。久保屋健一と言う選手が-5でリーダーズボードで何と2位になっていますが、遼君遼君と騒いでいる間に、凄い成績を残した選手の取材を忘れないようにして欲しいものですね。

                                                     おわり

 


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熱帯夜をいかがお過ごしでしょうか? [エッセー]

 熱帯夜が25度を下回らない事をご存じの方がこれほどいらっしゃるとは思いませんでした。海外で長年暮らしてきた私にとって、これほど日本の人々がご存じだとは思いませんでした。


 


 心なしかCURURUも皆様の活動が萎えてきているような気がします。私ももうすぐ完全に停止するCURURUなのに、新たなるところでの活動を活発化させるわけでもなく、何となくこれまでと同じようにここCURURUで皆さんの記事を見たり、コメントを読んだりのぐだぐだした毎日。おそらくこれ、CURURUが消滅する前日まで続くことでしょう。いざ使えなくなって初めて、仕方がないので他のところで書いたりするのかなと。書かなくなったりするのかも。
 逃避の場『ブログ』というものを書き始めて4年。そろそろブログ卒業の時期が近くなって来ているのかも知れません。


 






空港リムジンバスのテレビに映ったニュース

 前回私が韓国にいたときから50000ウォン札が出ました。私自身が実際を見たことはありませんが、最近韓国に行かれている方は既にお目に掛かっていらっしゃるのでしょうね。
 日本ではこういう場合、見本と書かれるのでしょうか?韓国では「보기」と書くんですかぁ。

 図柄の主は書画家の申師任堂(신사임당 シン・サイムダン)さんだとか。なんでも5000ウォンの有名な儒学者李珥(율곡 イ・イ)のお母さんだそうです。親子で5000ウォンと50000ウォンで現代に登場ですか。何とも素晴らしいお家柄ですこと。

 




 

회생/파산/면책 回生/破産/免責
개인 . 소상공인 個人・小商公人(中小法人)
전문직 중소기업 회생 専門職 中小企業 回生

 日本でも最近はテレビでもどこぞの弁護士事務所が借金の返済にお困りの方は云々とやっています。地下鉄に乗りますと、同じくかならず会社更生・倒産・破産等の手続きをやりますとの弁護士事務所の広告が目立ちます。

 この看板、何の説明が無くても、言わんとすることがとてもよく現れていますね。本来はお金が首にまとわりついていることは結構な事で、首にまとわりつくのは借金。それでもよくわかります。
 チャム、身につまされます。

 




 

 私がここの近辺の大学に韓国語で通っていたときには、この駅はまだ出来ていませんでした。少しわかりづらいですが、中央の青緑の屋根の建物だけだったのです。駅の正面左手に隣接するこの巨大なショッピングセンターもありませんでした。今何がここにあったかなと考えてみると、小さなお店が並んでいましたが全部立ち退いたのですね。

 ところが、この巨大なショッピングセンター・・・・。

 




 

 このように1階入り口ですらがらがら・・・。閑古鳥が鳴いているのです。開店休業どころの騒ぎではありません。開店していません。完全にこの建物の中で人間の活動が休止していました。
 このミリオレショッピングセンターこけら落としの時に、それに当て込んで借金をしてここに出店しすべてを掛けた人もいたでしょう。
 このような、強者どもが夢の後をじっとしばらく眺めていますと、この状況から生じたたくさんの悲劇の悲痛な叫びが聞こえて来そうです。
 だれを責めるわけには行かない。景気の失速そしてこの新村のミリオレに出店を計画した自分自身の判断ミスだったわけですから。

 マーケティングの失敗はこのような大規模投資をふいにしてしまいます。経済活動の失敗も本当に惨いものです。
 大学から新村の駅に通じる途中に同様の巨大なショッピングセンターYES apMが建っていて、こちらは人の出入りがありました。ミリオレの完全なる敗北です。

 この建物では上階にあるメガボックス(映画館)のみに人が集まっている感じです。

 




 

 最近ソウルで俄然目に付くようになった街角の換金商。これほど大々的にやるようになったのは、本当につい最近なのです。

 




 

 堂々と言う感じより、右手奥まった階段を利用してやっています。法的にどうなのでしょうか?換金はライセンス(免許)を持っていないと、やってはいけないのではないでしょうか。となるとこれはゲリラ的な違法換金商?

 




 

 これだけ堂々とやっているのですから、正式ライセンスを持っているのでしょうねぇ・・・。でないと取り締まりにあうでしょう?是非そこの所を聞きたい所です。

 やっかいなのは、手数料は銀行より安い、レートも悪くないと言う部分。さらに銀行に行くと必ずパスポートの提示を求められます。がしかしこういう所では、パスポートの提示を求められません。
(だいたい観光客が街を歩くときお金が足りなくなったと言う事で銀行に換金に訪れるシチュエーションでパスポートを携帯しろと言うのは、正しい言い分なのでしょうか?)

 普通ホテルなどで皆さんが換金出来ると言う看板を見たことがあると思いますが、ライセンスがありますとの看板も必ず存在するはずですね。ホテルのレートは最悪であることは有名な世界の常識。あれでどれだけホテルが儲かっているか・・・・。

 調べましたところこのゲリラ換金商は全部同じレートを使っています。私達観光客にはとても便利で優しいのです。

 

 考えられる所としては、ウォンを売って外貨(円や中国元やUS$)と引き替える。ここに何のうまみがあるのでしょうか?

 以下は私の個人的な推測ですからあまり信用しないでください。

 

1)外国預金をしているのと同じです。ここで得た外国通貨をそのまま貯金すれば金利もつきます。銀行の換金手数料より安価な価格で、自らで外貨を集められるとなれば、こういう集め方をしたいと思うでしょう。なんせ額が多いのですから小さな手数料の差もちりも積もれば何とやらです。

 

2)さてこの場合、銀行で多額なウォンを売って外国通貨に換金するとなると、何かと様々な身元を調べられます。提出書類も必要です。(飛行場でご覧になったことはありますか?ウォンの海外持ち出しを制限する文言を=海外持ち出しと言う事はウォンを売ると言うことと同様ですね=一時期ウォン安に歯止めを掛けるためにこういう手段を使って政府はウォンが売られることを防いだ事があります)
 世の中には自分の身元を調べられたくないグループは必ずいます。このゲリラ換金商で外貨を入手しながらウォンを売るときには誰も自分の身元を調べません、それでいて外貨が手に入ります。

 

3)そしてここが一番価値のあるところかなと思うのですが・・・やっぱり怪しいのです。すなわちマネーロンダリング(資金洗浄)。つまりこれらのウォンが決して公に存在してはいけない金であった場合、それを外国人観光客に少額小分けで換金してやって、自らはウォンではない外貨を手に出来る。つまり外貨を手に入れた瞬間に、自らの汚い金ウォンから綺麗な金に洗浄されるのではないでしょうか。

 汚い金とは?例えば違法に稼いだ金。麻薬・売春・脱税用の金・賄賂等々、表に出てはいけない裏金。そのお金があることが韓国当局に知られてはいけないお金です。

 

 しかしであればそれは犯罪のニオイがぷんぷんなのですから、なぜ警察がこういうところを一網打尽に検挙しないのか?そのまま放って置くのか?そこも私にはわかりません。

 

 このゲリラ換金商は珍しくはなく、中国やタイなどでは普通に存在していました(しかしその場所はこのように誰もが目につく場所にはなく、昼なお暗い場所を延々と奥深くに行かないとありませんでした。観光客が少額で取引できるような場所ではありませんでした)。

 いずれにせよ、換金の料率が良く手数料が安いのですから観光客達は使わない手はありません。でも犯罪幇助?あるいは善意の第三者?

 





재물 財物 궁합 相性 진로 進路 애정 愛情
학업 学業 건강 健康 직업 職業 손금 手相

 景気が悪くなれば悪くなるほど、この手のビジネスが繁盛します。皆さん悩み多き生身の人間です。そして占ってもらう内容は、世界共通の内容です。国民が違えば悩みの内容も違って来ても良さそうなものですが、きっちり日本の人々と同じ内容です。人間って奴は・・・・・。


 
 日本にもある商売です。がしかし先ほどのゲリラ換金商と同じく、最近特に多くなっているような気がします。

 





사주 運勢
궁합 相性
타로 タロットカード

 だいたいこの手の占いに興味を示すのは女性。不思議に男性が一人で、あるいは友達と一緒にこういうところに座っているのを見たことがありません。

 需要があるからこの手のビジネスも流行るのでしょう。しかし人が人の運命や運勢を見ることが出来ると言う事が非科学的だとすれば、これだけ多くの詐欺師が営業していると言う事になり、その詐欺師の検挙を行わなければならないはずなのに・・・。

 いやいや、タロットカードや四柱推命などは昔から立派な確立された占いであり、それを詐欺などと言うと罰が当たりますね。

 そうだ、詐欺じゃなくて、ゲームと言い換えれば、法律には全く抵触しません。この人々はゲームをお客と共に楽しんでおられるのです。このテント小屋にゲームと書いたらいかがでしょうか?ㅡ.,ㅡ;

 

 私ですか?私はこういうところには滅多に入りません。だって自分の運勢をああだこうだと言われると嫌じゃないですか。不可抗力になってしまいます。いい事ばかり言われても、リップサービスの眉唾だと思ってしまうし、悪いことを言われると気分が悪いし一応気にするし。




 

 無性に喫茶店をこうやって眺めるのが好きなのです。あの人々の人生にあれこれ自分勝手に思いを馳せる、語らせると時間潰しには事欠きません。
 あれだけの数の主人公達の人生が、ぶつかり合って劇を演じているのです。超一流の役者達による、これぞ素晴らしい人生劇場ライブです。

 




 

 この右手の方のコンサート、心から行きたかったです。日本人アジュンマ達の姿を見ることはないであろうコンサート。にわかK-POP日本人アジュンマ達が来て騒ぎ立てる前に、本物をじっくり楽しんでおこう!奴らが来たら韓国の人々と共に撤退ぁ~ぃ!(失礼^^)
 韓国の人の誰に聞いても100%その実力を認める박정현さん、本格派歌手の一人です。お薦めだなんて口が裂けても言いません。出来るだけ発掘を遅らせてくださいますよう・・・フフッ。

 




 

 第三回チュンムロ国際映画祭(충무로 국제영화제)がやって来ます。まだ回数が浅い映画祭ですね。韓国では一番有名な映画祭は、皆様ご存じプサン国際映画祭。10月にあります。このプサン国際映画祭との差別化をはかるのがとても難しいでしょうね。

 いずれにせよチュンムロは韓国映画の発祥の地。アメリカで言えばハリウッドです。そのメンツにかけても、こういう映画祭がないといけないと言う訳です。

 




 

 ここで韓国語で書かれている帽子のどれかをかぶれと言われたら、あなたはどれをお選びになりますか?

 意地悪をしてみました。この帽子屋のおじさんに・・・。

「アジョシ!あの黄色で書いてある意味はどういう意味ですか?」

そう聞かれてアジョシはひどく困惑しました。

「あの~・・・それはその・・・若いときに・・・ムニャムニャムニャ・・・」

そりゃそうです。日本語でもどういう意味かと外国人から聞かれたら、すらすらとこたえられる人はいないでしょう。

 そのおじさんのいい加減な説明を聞いて、意味は一応わかったふりをして、一息置いて・・・不思議な顔をして。

「アジョシ!・・・そんで・・・その思春期って書いてある帽子をかぶって喜ぶ人ってどんな人ですかぁ??」

 私がこの質問をした瞬間です、一瞬きょとんとしたアジョシは次の瞬間吹き出して大笑いをしましたとさ。

 

                                                     おわり


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帰郷の事など [エッセー]

 皆さん更新も愕然と減りCURURUに熱がお入りにならないようで、当然ですよねぇ・・・。書いても無くなるのが前提のブログなど。引っ越しをすると決めている家の掃除そしてメンテをする人なんかいませんよねぇ・・・。


 私もだんだん気分が萎えてきています。


 サーバー上に残る永遠の絵日記だと思っていたCURURUが、そうでなくなったのですから。


 バックアップツールが配布されました。バックアップは意図も簡単にできるものなのですね。皆さんはもうバックアップをとられましたか?


 


 さて、6月の中旬、神戸に行く用事があったのです。さてここで質問です。


東京-新神戸 新神戸-博多 イメージ的にどっちが遠いと思いますか?


東京-新神戸 2時間52分 新神戸-博多 2時間14分 私のふるさと博多の方が近いのです。そこで神戸に行ったついでに里に帰ることにしました。


 





 


 神戸に行くときは新大阪で降りてそれから東海道線で住吉まで。なるほど・・・住吉と言えば東京の住吉を思い出しますが、路線検索をすると必ず兵庫の住吉が出てきて、検索結果に驚く事がありました。住吉がこういう所にあったんですねぇ・・・。


 同じような経験をする検索があります。それは京橋です。東京の京橋を検索したいのに、大阪にも京橋と言う所があるらしいですね。


 





 


 生まれて初めて見る新幹線です。レールスター?なんでしょうかこれは。調べてみたらJR西日本だけで走っているらしいです。


 だいたい飛行機や列車にカメラを向けるのは男性です。


 





 


 台湾に成功したこの新幹線、今度はアメリカに売り込みを開始するそうです。韓国のKTXでは日本が敗れました。


 アメリカ交通はすべて飛行機が網羅していて、列車の入り込む余地など無いと言われてきたのに、ここに来てアメリカでも列車ですって。そりゃ、サンフランシスコ-ロサンゼルス間、ワシントン-ニューヨーク間で新幹線が走ってくれれば、どれだけ便利でしょう。


 航空業界や車業界の圧力で、列車などと言い出せなかったアメリカ大統領が、景気浮揚策でそして車産業が大打撃を被っているのを尻目に、ようやく言い出せたと言う事でしょうか。


 航空産業でも、宇宙産業でも、軍事産業でも日本の追従を許さないほどの高い技術力を誇るアメリカが、列車では日本やフランスやドイツの高速列車の技術を受け入れないとダメだと言うのですから・・・何とも不思議な物です。


 それは飛行機の操縦をするパイロットに、F1のドライバーに市販の車の運転の仕方を教えるのと似ているかも知れません。


 


 さてちょっと超ローカルかつプライベートなお話を。


 





 


 こういう庭を造るブームがあったのです。昔は池があって鯉が泳いでいました。しかしその池の手入れが大変だと言う事で、池を埋めて池の幅を狭め砂を入れました。


 子供の頃池に入って池の掃除をしたりした記憶があります。向こうの大きな石の所から地下からくみ上げた水が流れるのです。


 年老いた母が一人でこういう庭を手入れすることは出来ません。市のお年寄りに頼んで、お金を払って手入れをしているとのこと。


 


 左側のお家は私が高校卒業して福岡を去るときまで、一人のおばあさんが犬と一緒に住んでいらっしゃいました。しかしおばあさんが亡くなられてから、なんと何十年も放置してある家なのです。固定資産税は親戚の方が支払っているのでしょうが、そのおばあさんが住んでいらっしゃった時のままで放置してあるそうな。


 あっちゃんの部屋は昨日は何時まで電気が付いていたと、毎日父や母に報告していたおばあさんでした。


 





 


 昔はこんな庭もなく、今見えている家も何もなく田んぼの中の一軒家でした。背の低い木の白い柵が立っていて、それが家と路や田んぼを隔てる境界線でした。この場所で(草ぼうぼうの庭で)幼稚園に上がりたての頃から小学校低学年まで、私は亡き父といつも野球をしました。ゴムのボールだったのか、プラスチックのボールだったのか覚えていません。バットはそこら辺に落ちている棒きれでした。


 打って一塁ベースを踏んで戻ってくればセーフ、打った球を拾って相手がホームベースを踏む前にぶつけることが出来ればアウト。痛く原始的なルール。


 子供ながらに熱くなったのを覚えています。柵越えを打たれるたびに涙ぐんでボールを拾いに行き、また投げての繰り返し。全く自分の打つ番が回って来ない野球を延々としていた記憶があります。


 今考えてみると将棋でもそうでしたが、亡き父は私に手加減をするという文字はあまりなかったようです。


 


 


 





 


 私が犬猫を買うことを頑なに拒否する要因となった事が、この写真からも思い出されます。


 当時友達の所からもらってきた子犬を飼い始めました。それまで代々犬はいたのです。名前はなぜか決まってドル($)か太郎。
 しかしその犬(太郎)が偉大な犬でした。元々犬好きの父は犬からもとても懐かれました。その犬の懐きようは半端ではありませんでした。


 ある冬の寒い日、父が犬小屋の中に上半身を突っ伏して泣いている嗚咽を聞きました。私が父が泣いているのを聞いたのはそのとき限り。


 その太郎が大好きだったたくさんの「どらやき」と、寒かろうと言う事でたくさんの藁と共に埋めたのが正面の柿の木の下です。それ以来うちでは暗黙の了解で再び犬を飼うことは無くなりました。生きとし生けるもの必ずその寿命がある。それらのもの達を見送ることがどれだけつらいか。二度とそのつらさを味わいたくない。それが理由です。


 それ以来、柿がたくさん実るたびに、太郎がプレゼントをしてくれていると言う台詞は、うちでは決まり文句になりました。


 


 昔はあの木の向こうは何もなく、ずっと畑で遠いところまで見渡すことが出来ました。そこにあったのが、おそらく皆さんの中でも知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ラーメンのマイナーのメーカー「マルタイ」と言う会社の工場でした。


 





 


 あの扉は、母がお茶とお花の先生をやっているが故です。今でも師範の生徒さんがやって来ます。若い一般の方はいらっしゃらないようです。


 





 


 向こう側の小高い丘が見えますね?あそこに最近九州大学がやって来ました。私が受験したときは箱崎まで行かなければならなかったのです。福岡では六本松という所にもありました。


 九大がやって来たおかげで、あの山奥の人々の中には億万長者になった方がたくさんいらっしゃるそうです。私の通った小学校も、九大の関係で村の人口が1万人増え、プレハブで教室を造らなければならない状態だそうな・・・。


 この家にすら、不動産会社が家を売ってくれないかとよく来るそうです。学生のアパートを作りたいそうな。


 あの田んぼで、レンゲの絨毯を転げ回ったりした思い出があります。


 





 


 随分家が建ち並びましたが、小学校の時はこういう田園風景に囲まれて育ったのです。市が家を建ててはいけない調整区画に指定しているが故に、このようにまだ田んぼが連なっています。
 あの山には蕗をとりによく行きました。つくしより蕗の方が食卓では美味しかった記憶があります。


 


 皆さんのイメージとしては、その昔元(蒙古)が日本を襲った文永の役で、元の第一軍が上陸した地点が、この写真の右手になります。元寇防塁を幼い時に何度も見に行きました。


 


 帰っている間に母の誕生日がやって来ました。息子はお誕生日おめでとうと書いたケーキに、7本(X10)のローソクを買ってきました。仏壇の前で、ローソクに火を点け、ハッピバースデーを歌い、母に火を消させました。おそらくですよ、このシチュエーションは母とてもう何十年も無かったものでしょう。想像もしなかった場面でしょう。


 いい年した息子アジョシが年老いた母のためにケーキを買ってきて、手をたたきハッピバースデーを歌い、火を消す儀式を行うなんて・・・。あり得ないシチュエーションです。


 誕生日のプレゼントは直木賞受賞の「利休にたずねよ」。その道の専門家に贈るにはやや危険な本ではありましたが。山崎豊子さんの「運命の人」を母は3巻まで読んでいたので、4巻を買おうかと思ったらまだ出ていないそうな。私がその3巻までをちゃっかり拝借して来ました。
 また母が村上さんの「1Q84」が手に入らないと言っていたのですが、こればかりは福岡でも入手は困難です。

 母がぼけ防止と言うことでパズルをやることを楽しみにしているせいか、政治・経済・芸能そして最近の流行言葉まで、驚くほどよく知っています。わからないところを一緒に考えてくれと、1時間も2時間も「○○のタテ、○○のヨコは?」なんて言いながら、親子で時間を過ごすのです。


 結核にかかった芸能人は?と言う問いに、母が「箕輪はるかさん」と答える事などを聞きながら、こりゃすげーと。母の口からクリームシチューの上田がどうのこうのと言うような話が出ると、正直びっくりします。


 母が答えられないジャンルは英語とスポーツ選手の名前。例えば今年の欧州サッカー、バロンドールの一番の候補者は?などと言われると、私の出番です。(リオネル・アンドレス・メッシ)


 さすがに私も母もわからない設問があると重苦しい沈黙が続きます。そして最後は設問がいかんと言うことになり、設問を作る人間に矛先が行きます。こうやって夜がふけるのでした。
 私がクロスパズルに興味があるわけではありません。母が興味があるのです。その母が興味のある分野で、私も一緒になって遊ぶ。なかなかよい親孝行ではありませんか。


 


 一人っ子である私は、これからこの地に住むことはあるのでしょうか?生まれてから高校卒業まで私が暮らした場所がこの地でした。


 何せ高校生までです。高校生と言ってもまだまだ子供。スケールの大きな思い出などあるはずもなく、ひたすら思い出は自分の部屋の中の出来事などに限られます。携帯電話を持っているわけでもなし、InterNetを使えたわけでもなし。自由になるお金が無いのですから。


 高校と大学の合格発表は一度もそれを確かめに行ったことはなく、新聞で読んだり行った友達に連絡してもらったりで、どんな感慨もなく。強いてあげれば、中学と浪人時代、2度彼女を連れて来て母に紹介した日の事でしょうか。後者では母も結構うろたえていて、自分のもらった香水を彼女に与えたりしてました。今でもその彼女が言います、あのときお母様からいただいた香水云々と。


 


 ぬぁんでこんな話題でブログを書いているのでしょうか?自分でも全く予想も付かぬブログ内容になってしまいました。すんませ~ん。 


 しかし毎日ブログあげるなんざ、暇ですねぇㅡ.,ㅡ;。果報は寝て待てか座して死を待っているのやら。


                                                      おわり


 


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明洞エナジー ああ、明洞 [エッセー]

 今日は長いです、スクロールの準備はよろしいでしょうか?


 


 産経新聞ソウル支局長、論説委員に黒田勝弘さんと言う方がいらっしゃいます。ご存じの方も多いと思われますが。韓国マスコミで反日が展開されるごとに、その反日を理論的に舌鋒鋭く封じ込める記事や文章を書く人で有名です。韓国の人々からは、もう最大限のバッシングを与えるときにステレオタイプで使う単語「妄言」だと批判を受ける人でもありますが、その論調の奥深いところには韓国への敬愛が込められています。私もこの黒田さんを尊敬しています。


 私の韓国の友達で数少ない日本語を解する知り合いは、産経新聞を読むと言います。なぜなら産経新聞の記事が一番、韓国には手厳しいからだそうな。そのやや極端とも思われる理論を読んでいれば、韓国に対する日本人の厳しい見解をいつもインプットしておくことが出来ると。


 日本でも一般的に右と見られている新聞ですから、当然のことながらそうなります。


 






 明洞に溢れる日本語がどうのこうのと言う事を言うことはもうやめにします。こればかりは韓国の人々には全く意味のない議論であると言うことがよくわかりました。せっかく出す広告、看板、メニュー・・・少なくとも日本人にチェックしてもらい、きちっとした日本語を使おうと言う気持ちは無いのですか?と言う訴えは、全く意味がないと言うことを悟りました。答えは、「いいのです、おかしな日本語で」です。

 韓国の人々がそう言う感覚であるわけですから、それを一々あげつらって、変な日本語だと騒ぐ方が損する感じ。最近はそう言う日本語を見ても、眉一つ動かなくなりました。
 

 ただ、ちょっと穿った指摘をしますと、最近こんな考えが脳裏をよぎるときがあります。「ひょっとして韓国のお店の主人の中には、往来するあるいはお客様としてやって来ている日本人に、日本語の校正を軽く依頼したかも知れない。がしかし日本人であれば誰もが日本語の校正が出来るとは限らない。そう言う日本人にあたったか?」


 上記の写真はOUTBACK ステーキ屋さんです。カルビ風のステーキなども用意。メインはオーストラリア産のお肉を使っています。明洞には3つのお店があります。

 上記の看板の日本語は、100%日本人の校正は入っていないと断言出来ます。韓国の方が書いた日本語です。「安らかに」「差し上げます」という日本語から、韓国語の直訳であると言うことが100%わかりますね。
 逆を返せば、日本人の書く韓国語も歴然と存在すると言う事です。言っていることはわからないではない、でも韓国ではそうは言わないよと言う韓国語が。
 日本語の翻訳機を使う人の韓国語が如実にそうなります。私も韓国語を読めばそれが日本人が書いた韓国語かどうかを、すぐに判別できると思います。

 句読点が抜けている、「ー」の長さが足りない、ヒョンビンのヨがよになっている。ここは校正云々という問題ではありません。単純にこの看板を作る会社の無識(←この言葉も韓国語からの直訳ですが^^)ぶりが顕著に現れているだけです。

 ヒョン・ビンさんが日本人にはとても人気のあるキャラクターだとこのお店は思っていらっしゃるようです。チングが始まりました。ヒョン・ビンさん大きな賭ですね。ここで成功すれば、大スターにのし上がることが出来ます。

 




 

 その尊敬する黒田さんの記事を最近目にしました。

 主張はこうです、《明洞はソウルの銀座と呼ばれた、韓国を代表する繁華街で、ファッションや文化の街だ》。そして何よりも驚くべき主張が、《最近の明洞全体が日本人観光客を相手にする商売が目に余る。「南大門市場や東大門市場、外国人街の梨泰院(イテウオン)、新市街の狎鴎亭洞(アプクジョンドン)や清潭洞(チョンダムドン)ならともかく、歴史と伝統の「ミョンドン」は困る」》と。

 




 

 そして「時代に合わせた街の変化はありうる。しかしあれでは喧噪(けんそう)の「明洞エレジー(哀歌)」ではないかと、明洞オールドファンは思うのでした」と結びました。

 

 私はこの黒田さんの記事を読んで、とてもたくさんの事を考えたのです・・・。

 




 

 70歳に後もう少しと言う黒田さんは、1970年代からソウルに関わられたと聞いています。40年弱前からソウルにいらっしゃったんでしょうか?40弱年前と言えば、それはさぞかし明洞の顔も今とは全然違った顔であったでしょう。そもそも黒田さんは日本人と言うことが言えるのでしょうか(失礼)^^。

 私がソウルに住み明洞を歩いていた頃が2001年頃です。8年程度経過しますがその頃の明洞と今の明洞ですら大きな差があるのですから。

 




 

 黒田さんのイメージでは、他の街はさておき明洞だけは日本人相手の商売に浮かれるような街であって欲しくないと言う思い入れがあるのでしょう。

 人間は必ずそう言う思い入れがあるものです。ソウルに長く住んでいれば、人生の一番楽しいときに、韓国の女性と情熱的な恋愛もしたでしょう、デートで明洞を歩くことは避けられない時代であったでしょう。そのご自分の青春の思い出の地が明洞であり、ご自身のライフワークとなった韓国の中心地が、そしてメッカが明洞なのでしょう。

 そう言う方が今の明洞を見ると、それはそれは雰囲気も何もない情緒の無い街に感じられ、憤りを感じられると言う事でしょう。おっしゃっておられることはとてもよくわかります。

 




 

 先ほども言いましたが、人は各々の思いで追憶の場所があり、その場所が大きく様変わりしていたりすると、何となく悲しい思いがするものです。私も特に大学路(テハンノ)で昔あった喫茶店や食堂が跡形も無くなっているのを知ったときには、やはり愕然として寂しい思いがこみ上げて来た経験があります。

 ソウルの中でもとっておきの場所は今でもありますが、その場所が無くなってしまったとなると、やはりショックが大きく、もう自分の時代は終わったのかなと悲しくなるかも知れません。

 




 

 以前のブログに「明洞に今閑古鳥が鳴いています。」と 私が書いたブログに、sasachan さんからこういうコメントをいただきました。


 《そうなのですか?日本が不景気だから?それとも日本人は、明洞という街に、あきてしまったのでしょうか?狎鴎亭などの有る意味何かに、特質している街のほうが人気があるのでしょうか? ソウル=明洞で、とりあえず明洞にいくという旅行より、何をしたいからこの街、これを安く買いたいからこの街・・・というような視点で旅をするものには、この街には、深い魅力がないような気がします。それだけ、韓国を訪れる日本人は、リピーターが、多いということでしょうか? 》

 




 

 答えは、ウォン安が一段落したことと、日本の景気がそれどころではなくなったと言う事が原因で、閑古鳥が鳴いています。

 しかしこのコメントを読んで軽いカルチャーショックを受けたのです。私が明洞に関して言いたいことは、とてもこの質問に安易に解答することは出来無い。ブログを設けて詳細に説明したいと思ったのです。

 すなわち、黒田勝弘さんが何が何でも明洞は特別だとおっしゃる40年の歴史を刻んだ明洞、そして私は僅かですが8年の歴史を刻んだ明洞。同じだと言えば黒田さんからお叱りを受けるでしょう。しかし私の中でもやはり明洞はやはり特別な存在であり、OnlyOneの存在であるようです。


 私が明洞を歩いた頃は、当時韓国で放映されていた「冬のソナタ」がヒットしていて、銀行の看板やポスターで至る所で4様のお姿を拝見しました。

 「あれはなんと言う人?」と言う質問を何度も韓国の人にした記憶があります。当時赴任したばかりの私には韓国語がわかるはずもなく、放映されていた「冬のソナタ」を知るよしも無く、そこの主人公があのポスターの彼だなどとは知るはずもなかったのです。

 




 

 黒田さんとは大きく違うのは、私の中では大学路(テハンノ)と言う街も存在感が大きく、自分が通っていた学校の街、新村(シンチョン)と言う街も存在感が大きかったのです。黒田さんほどの明洞一点主義ではないところでしょうか。

 韓流によってソウルに来るようになった方々は、その昔の明洞をご存じではありません。ですから日本に毒された明洞のどこがいいのか?日本人だらけの街は避けたいと言うことで、明洞を敬遠される方がいらっしゃいます。

 それはそれでとても私も理解が出来ます。私もニューカマーだったらきっとそう言うに違いないと思います。

 がしかし、明洞全体が日本に毒されようが、多くの人々が日本人相手の商売にしか熱心で無かろうが、日本語が溢れていようが、私はそれでも韓国に行けば90%は明洞に泊まらないと、ど~も落ち着きません。私が韓国に住んでいたときには、東部二村洞に住んでいて、明洞に住んでいたと言うわけではありませんが。
 明洞がソウル観光の素人達の集まりの街だと言われようが、全然意に介しません。

 




韓国語

英語

日本語 中国語

 

 韓国の人々の中でも明洞(旧態勢力)と狎鴎亭洞(アクジョンドン)(新興勢力)との戦いがあり、大きく派閥が二つに分かれます。
 がしかし大韓民国で一番地価の高い場所は、明洞の駅前のパスクーチの場所であり、狎鴎亭洞(アクジョンドン)ではありません。(日本は銀座三越の交差点の一角)などと地価の話を出して、私がつまらない事で明洞を支持しているのがおわかりでしょう^^。それが古い人間の人間臭さという物です。

 




 

 話はちょっとあさっての方に飛びますが、皆様よくご存じの1950年の今日から5日前、6月25日は何の日かご存じですよね?

 そうです、朝鮮戦争が勃発した日です。(韓国と北朝鮮では朝鮮戦争とは絶対に呼びませんので注意)私のあちらのブログでは述べたことですがもう一度おさらいです。韓国では「韓国戦争」や「韓国動乱」と呼びます。一番手軽な言い方としては、戦争が始まった日の6月25日、「625 ユギオー」がもっともポピュラーでしょうか。歴史的な出来事を全国民に日付すら100%覚えさせてしまうこのネーミング、天才的です。北朝鮮では「祖国解放戦争」と呼びます。

 6月25日午前4時に38度線を突破した北朝鮮は、その3日後28日にはソウルを陥落させました。北からの北朝鮮軍の侵略の勢いを止めるために、漢江の橋と言う橋を爆破しました(一つを残してと聞いています)。それでどういう事が起きたかおわかりでしょうか?

 つまり漢江より北にはおびただしい韓国軍や韓国の住民が取り残されてしまったのです。攻めてきた北朝鮮軍に飲み込まれ蹂躙されたわけです。

 ずばり孤立した側が明洞、韓国軍の退路側にあったのが狎鴎亭洞(アクジョンドン)だったと言う訳です。

 今地下鉄やバスでササっといける距離のこの2つの街が、1950年6月25日からは大変な様変わりを呈したと言うわけです。

 明洞を歩きながら、当時北朝鮮の兵士がこの明洞をいとも簡単に闊歩できたのかな?住民達は門を深く閉めて息を潜めていたのか?と考えると、そう遠くない歴史の感傷に真剣に浸ることが出来ます。

 




 

 私も一時期、メニューで韓国語より日本語を大きく書いている店は行きたくないとか、日本に紹介されたとかを売りにしているお店には絶対に入りたくないとか、そう言う事を過敏に感じて突っ張っていた時がありましたが、今はもう完全に無くなりました。

 なぜか?それは○○はあそこ、△△はここ、あそこの店は絶対に行くな、ここの店はやめた方がいいと言う概念が出来上がっていて、日本語表示がどうのこうのと言うポイントが店の判別ポイントではなくなったからのようです。

 違う言い方をすれば、冒険をしなくなった。新しいお店が出来たから一度行ってみようと言うような事が無くなったと言う事です。無難に無難に知りうる限りのうまい店を渡り歩いているのです。ですから自分に課しているのは、一日に一度でいいから自分がまだ行ったことの無い店に行く。そして「韓国にいるのだから、韓国の食事だ」と言う概念を捨てて、スパゲッティーも食べ、ステーキも食べとレパートリーを増やすようにしています。住んでいた人間ですしこれだけ頻繁に韓国に行く人間ですから、そう言う観光客の鉄則を守るような立場の異邦者ではありません。もっともその多くは失敗に終わっていますが。

 




 

 しかしはっきり言えることは、大学路・新村に行くと、「ああ・・・日本人を拒否しているな」とほくそ笑むシチュエーションがとても多いのです。正確に書くと「ああ・・・日本人を相手に商売をしようと言う積もりがないな」ですね^^。
 見渡す限り看板からは日本語が消え、どんなお店のメニューにも日本語は出てこなくなります。 店員さん達も、明洞などを離れると、てきめんに日本語を話しません。韓国語で話をします。それはそれで日本人観光客達は、ガイドさんがいないととても不便だろうなと、痛感します。

 




 

 さて、最近ウォン安を背景に激しい勢いで日本人が多くなった明洞、それを当て込んで多くのお店が日本語で客引きをし、日本語を使い、日本の食堂が多くなった(これは韓国の人々の日本食ブームも相まっています。日本食というのは俗に言う日式という昔からあるカテゴリーのお店の料理ではありません)。この事実を最近韓国を訪れソウルを訪れた人は、昔から明洞はこんな場所だと思うことでしょう。

 しかし私のイメージからすれば、もちろん明洞が由緒ある歴史ある場所であるからこそ、日本人観光客が訪れる場所であったのは昔から変わりがありませんが、今のような状況になったのは本当にほんのつい最近からです。

 すべてがウォン安という事実が少し過激にこれを実現したものであり、これが普通に戻りウォン高になったりすれば、日本人の客足は泊まるわけです。

 韓流・韓流と騒がれた時に現在のような状況にはならず、韓流が衰えて来た昨今こんな状況が出てきたと言う部分にも、人々の人気と言うものがいかに現金で薄弱で心許ないものかと言う事がわかります。

 日本人がいなくなり、閑古鳥が鳴き、日本人で商売が出来無くなれば、こんどは元気のある中国人が明洞を闊歩し、街のあちこちで中国語が溢れると言う状況になります。それも意図も簡単に。

 従って、こういうはやり廃りには一々反応しなくてもよいのではないか、これが私の結論です。

 




 

 そう言うものは成り行きに任せて置けばよいではありませんか。なるようにしかならないのですから。水は高いところから低いところに流れて行きます、それを流れないようにルールを変えたり、障害を設けたりしても、決してよい結果にはなりません。

 

 もう一つ商売相手は日本人相手一辺倒になっているかも知れませんが、それでは明洞を歩く人々の国籍を問うたら、90%以上は流行韓国の方々なのです。日本人など10%存在するでしょうか?特に土日は。

 




 

 私ごときが大変僭越ですが黒田さんに申し上げたいのは・・・黒田さん、歴史はそうやって流れて行きます。私達にとって常識的なOnlyOneは、他の人々にとって同じとは限らない。むしろ歴史の流れは、私達を非常識にしてしまうことだってあります。

 黒田勝弘さん曰く、明洞の日本人達の喧噪は「明洞エレジー(哀歌)」などではなく、また黒田さんご心配の「韓国人が大好きな「自尊心」はどうなっているのだろう」と言うような問題は介在する余地すらも全く無いのではないかと。

 明洞は私が知っている8年前以前の明洞も明洞ですし、黒田さんがご存じの40年前の明洞もまた明洞。黒田さんが知らない50年前の明洞も明洞。そして私達が死んだ後も、何事もなかったかのように、明洞は立派な明洞であり続けるのです。
 そしてそのときそのときの世相を反映して、日本色一辺倒であるときもあれば、中国色一辺倒であるときもあれば、様々な色に染まりながら存在して行くのでしょう。

 私達の心の中だけに明洞を特別だと思う気持ちを末永く持ち続け、とびきりの明洞を死ぬまで思い続けて行けばそれでよいのではないでしょうか。

                                                      おわり


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韓国でナルシストになる日本人  Who are you ?  [エッセー]


 今日日フォトレタッチ(写真修正)の威力は絶大です。化粧品の能書きに書かれている事すべてが、そして美容整形でうたわれている事すべてが可能です。

 例えば・・・肌を白くする、シミそばかすはもとよりしわまで綺麗に取り去ってくれます。

 出っ張った顎はへこますことが出来、ほうれい線を消し去ることなど、基本。頬をふっくらさせ、頭を小さくし、唇を魅力的にふっくらふくよかにします。

 さらに目は透明で輝き漫画の主人公のように、くっきりとした光を湛えます。

 

 景福宮などに行くと、あちこちで結婚写真の撮影をしている光景が見られます。

故郷の母にそして友達に自分の彼女がどれだけ美しいかを、フォトレタッチで修正し写真を送ります。

 それを見た母親は「息子の彼女はまるで女優みたいに綺麗」と仰天し、知り合いに吹聴します。(実物に会うまでですが・・・^^)

 

 写真と言うものは、どんな人間でも自分が映画俳優のような姿になれる可能性を教えてくれます。写真を見る人つまり相手からすると、詐欺ではありますが^^。
 まさしく、出来すぎた写真を見れば、まず99%思った方がいいのです。「Who are you ?」

 

 


 

 ナルシスト願望は誰にでもあるでしょう。あのナチスドイツのヒットラーさんでも、使われた写真を見ると、ほれぼれする総統像です。
 皆さんが見慣れた日本の女優さん達皆さんも、例外なくこのフォトレタッチの大修正を受けているのです。修正なしにポスターやジャケットなどに登場できる完璧な容姿を誇る方はいらっしゃいません。

 写真は、ソン・ユナさんもこの店に来たと言う写真です。








 

 一般人でもまるで俳優のように写ることが出来る。自分だけのとっておきの一枚をPCに忍ばせ悦に浸る。誰が責められましょうか。



 

 女性より男性の方にはこのナルシスト願望が少ない?そんな事はありません。男性が美しさを追求するには無理のある姿になりはてるため、様々な方向に活路を見いだします。

 とてもむさ苦しく、ワイルドな(言い方を変えると汚い)姿に転じる人。スキンヘッド、髭ぼうぼう、アフロヘアー、サングラスなどに向かう一派。あるいは上記のように自分の顔のパーツを誇張しおちゃらけに徹する一派。多種多様なのは男性であるような気がします。

 女性はワイルドな個性的なおちゃらけを目標として、ナルシスト写真を撮る人は珍しく、皆一様に美を追究した写真を撮りませんか?





まずは専門家によるメークアップから


 日本人にはナルはこっ恥ずかしい、恥ずべき行為だと見なす風潮があります。それはうぬぼれという行動と同等に見られ、それが昂じれば傲慢とつながるからでしょう。あるいはこのナルが思春期に多いと言うことで、幼稚ととられる事もあるかも知れません。


 一方韓国では誰でもが一目で気付く整形をすることに対して、比較的堂々とし気後れしない国民性があるのに対して、日本人は人に出来るだけ気付かれないようにと、プチ整形を故飲む風潮があります。

 同じお金を使うのに、なぜ気付かれてはいけないのか?これは韓国の人々が日本人の思考に対して、中途半端だと感じる点です。

 自分を押し出すこと、人前に誇張することに慎重な日本人は、世界でも例を見ないほど珍しい国民かも知れません。
それがブログで自分の写真を公然と当然のごとく使う韓国の方々と、間違っても滅多にそんな事をしない日本人として現れるのでしょう。





 

 日本ではこの手のお店が少ないのに対して韓国には至る所にこういうお店があります。
 これは日本人客のみをターゲットにしたビジネスではなく、韓国におけるお店は99%が韓国の人をターゲットにしたお店です。
 しかしこのお店は、98%のお客さんが日本人をターゲットにしている、とても価格の高い日本語を使えるお店なのです。 

 




髪・耳・腕・装飾品のあらゆるものが揃っています


 日本ではこういうお店を見つけられないからか、旅の恥は掻き捨てか(失礼)、韓国旅行の思い出にと、家族連れ、ご夫婦、女性だけの友達同士で日本人が訪れます。





ヘアスプレーがなぜあんなにあるのでしょうか?

 

 それは美容院と同じで、担当者ごとに持っているからでしょう。

 お色直しの順は、普段着→ウェディングドレス→ドレス→韓服、もちろん一般韓国の方がこのお店を利用しない理由は、一般韓国の方は韓服を着たような写真を欲しくはありません。普段着で美しく可愛い写真が出来ればよいのです。まるでプリクラのノリですから、こんな仰々しい写真は必要ではありません。それより何より、最低価格150,000~もかかり豪華写真本を作ったりするサービスの必要はないのです。しかし日本人はそれでも記念にと財布の紐を緩めます。








 

 お店側からすれば、ウェディングドレスは30種類ほど用意して、そのサイズは痩せた方太った方すべてをカバーする最大公約数のサイズではないといけません。後ろで大きなクリップのようなものでとめます。まともに着ればぶかぶかのサイズ。
 髪の毛も丁寧にかつらを取り付けてゆき、アップして行きます。ここで注目していただきたいのですが、この被写体のモデルさん顔の小さい方であることがわかりますか?後の写真でここを思い出してください。

 


 

 メガネを利用するこの被写体のモデルさんにメークする女性が、後ほどしかられたのは、メガネを使う人は化粧した後メガネを取って撮影場所にと行きます、そのメガネを掛けていた場所にファウンデーションのムラがでるから、そこをなおせと言うものでした。

 
 このメークの寡黙な女性がポロッとつぶやいていたこと、「いかに美しい女優と言え、すっぴんが綺麗な人はそんなにはいません。すっぴんで外を歩けば普通の女の子と同じ顔なんですよ」。化粧とフォトレタッチとはそれほど恐ろしきものなのです。

 今韓国のテレビでやっている番組で、有名芸能人歌手達が田舎に行って1泊するという番組があります。そこで寝起きなどの顔はほぼすっぴん、薄化粧に近いのです。そんなあの超の付くセクシーな歌手や女優さん達の顔は、どこにでもいるちょっと顔が整った程度のお姉ちゃん達なのです。たまに「やっぱり○○は綺麗な顔をしているね」と言う声も聞かれる時がありますが、一般的には・・・。








 

 私は「客商売ではない」と言わんばかりのフォトレタッチ係のお姉さん。お客様には愛想もこそもありません。黙々と撮影された写真をレタッチして行きます。そのコンピューターを私が覗くと嫌がります。まるでテクニックを盗んでくれるなと言わんばかりで、画面の最小化をします。
 それが嫌なら別の場所でやればいいじゃないか、何もコンピューターをそんな向きに置いて作業なんかしなくっても、と言いたいのですが・・・。
 第一素人がレタッチを見ていても何をどうやっているか理解出来ないでしょうし、わかる人が見ればわかっているおきまりの事をやっているだけで、もう確立されたレタッチ技術に従ってやっているだけのお話、その個人が持っている素晴らしい技術を見れるわけではないのです。若く駆け出しのクリエーター達に、こういう隠す性癖が見られます。

 






 韓服も様々。選んでいるところを黙って聞いていると、韓服も着る年齢、着る場合、着る時間で様々な形・色があるのですねぇ・・・。驚きました。

人物の下から磨りガラスを通して柔らかい光が出ます。よくトレンディードラマのカウンターバーでお酒を飲むシーン。間接照明で人物をライトアップすると、写真の写りがとてもよくなります。そのシチュエーションで、普段の自分を一番最初にとります。



 




 

 元々頭の小さな超スレンダーのモデルさん。ドレスの足下にはボックスがあり、それに乗っかっての写真撮影です。10頭身ほどになります。これ以上背中を向けると例のクリップが出ます。

 しかしこう言う写真を見ていてちょっと恐れを成すことがあります。私達はこの手の写真は俳優さん達の写真に目が慣れきっています。このモデルさんを見てスリムだとか、頭が小さいとかそんな事を全く感じないではありませんか?

 ところが実物のモデルさんの頭の小ささ、スリムさは常識的には考えられないサイズなのです。それが写真に写るとこの程度で普通にしか見えない。
 となると私が仮にこの場に立ったら・・・間違いなくフォトレタッチなしでシュレックになること請け合いです。異常にでかい頭、腹、短い足。きっと強調されて写真が出来上がって来るでしょうね。





ところでこの頭に載せる飾りはなんと言うのでしょう?


 

 自然な笑いというものがどれだけ難しいものか。素人さんは笑顔を作ることが出来ません。だからカメラマンがジョークを言って笑わせようとします。それに呼応しても引きつった笑いにしかなりません。また笑顔が似合う人と似合わない人がいます。黙っていると恐ろしい顔になる人もいます。

 

 いやはや・・・この世界もなかなか色々奥が深く目がくらみそうです。

 

 しかしもしあなたが、若さは二度と戻ってこない、今の若さはきちんと写真に撮って残しておくべきだとお考えなら、こんなサービスを使う大義名分が立派に成り立ちます。

 一度撮っておけば、90歳になっても孫に、そしてひ孫に自分の若い頃の姿を残してあげる事が出来ますし、さらに自分が他界しても見たこともないひ孫の子供にも、その嫁にも無くなったご先祖様はこうだったと永遠にビジュアルで残すことが出来ます。
 こういう使い方なら、レタッチであろうが何であろうが、大歓迎。せっかくご先祖様のご尊顔を拝するのですから、そこには思いっきりのかっとび格好良い写真であるほうがいいでしょう。冴えない写真じゃ話に花も咲かない。

 
 普段忙しく滅多に夫婦で旅行できないカップルが、こちらで夫婦で写真をのこす。あるいはご両親と一緒に旅行に来た人が、親子で写真を残す・・・。可愛い子供を思いっきり可愛く撮ってあげる。いずれも大ありではないでしょうか。


 一方証明写真、就活の履歴書に貼る写真、お見合い写真となると詐欺になる可能性アリですね^^。それでも誰を傷つけるわけでも害を与えるわけでもなし・・・。

 

 プリントした写真ではなく、デジタルカメラで撮った写真ファイルは、1000年後にも劣化しません。

 このお店は、何枚も撮った中で選んだ5枚のみのデジタルカメラのファイルをくれます。選ばない写真をくれと言うと追加でお金を払わなければならないという、しっかりものぶり。

 

 カメラマンの腕、メークアップの人の腕そしてセンス、受付の人の日本語の接客態度、残念ながら私が取材したときのスタッフは決して一流とは言えません。むしろ大きく問題ありです。

 ですから、このお店をプロのお店とは呼ぶことは出来ません。アマチュアに毛の生えたくらいのお店?

 その後違う日に訪れたときは、スタッフが変わっていましたので、日によってスタッフが入れ替わるのかも知れませんね。腕のよいスタッフがいるのかも知れません。従って、私が行った日のスタッフ(5人程度)をと限定しておきます。

 

 お値段も決して安くはなく、超日本人価格。でも・・・旅の思い出に旅行中で気持ちが大きくなっている最中の衝動買いだと思えば・・・・。あなたもいかがでしょうか?現実を逃避して時に俳優のような気分に浸り、思いっきりナルシストになるのは?

                                                       おわり


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ビビッと来たこと タブーの政治論 [エッセー]

 最近政局をニュースや討論番組で見ていてつくづく思うことがあります。


・人があれこれ言っていることが全く当てにならない。



 評論家が3人出てきて、同じ現象にコメントしていても、全く違う事を言っている。私は業界やその筋の人々は、だいたい情報の出所もしっかりしていて、慣習などからして同じようなしっかりとした見解を持っているのかと思いきや、全然違うのですね。


 だいたい、選挙時期などもうどれだけ様々な評論家や論説委員の人々が外していますか。これ天気予報なら確実に首が飛んでいます。それも何回も。


 


・政治家が言っていること当てにならない。 (一般の方が「政治家の言っていることは当てにならない」と言うニュアンスとはちょっと違います)


 同じ自民党だから発言している部分には確たる背景があるのだろうと思っても、その背景が無くこれまた推測で話をしている。永田町の住人ですら憶測や推測でマイクに語っている。誰が何を言ったをテレビで見ると言う事があり得るようですね。


 その真実を知っているのは、麻生首相とその限られた側近だけという事になります。それを外野からああだこうだとげすの勘ぐりで騒いで、公共の電波を使って時間を稼いでいる。それをまた真剣に見ている私のような○ホがいる。

 北朝鮮の話などにしても全くどこからどこまでが本当か、誰が言っていることが正しいのかすら全くわかりません。


 


・最近麻生首相がお使いになる「○○はいかがなものか」と言う表現が、ちょっと鼻につきます。「○○はおかしいと思います」と言えばいい物を、いかがなものかなどと上から目線で言われると、ちょっとカチンと来ます(これは私だけだと思いますが)。


 


・政治家に限らないのですが、そしてちょっと表現するのに難儀するシチュエーションなのですが・・・・討論をしていて明らかに不利(少し不利ではなく)となった時の裁き方で次の3つの方法をとっている政治家とか行政の長そして会社の経営者などを見ると、とても嫌な気がして、もうその時点でその人を見る目が硬化してしまって、アンチになってしまいます。


 


1)いくら聞き返しても、突っ込まれている所とは全く違う所の話をしてごまかそうとする。



例)今回の鳩山さんの辞任劇は自民党にとって不利に働きませんか?と問われ、その回答が何度聞いても、その質問に全く答えていない答えをする。まじめな顔をして表情一つ変えずに、そのあさっての方向を向いた答弁を悠々とする人を見ると、ちょっとこの人危ないんじゃないかと心から思ってしまいます。


 


2)攻撃されている相手が正当だと思われるポイントを、あろうことか逆に攻撃をしかえす。


 


例)今回の鳩山さん辞任劇は麻生さんにとってダメージが大きいのでは?と問われ、「その質問は聞く人を間違っているのではないでしょうか」、と答える。こう言う《うそぶく態度》はとても見苦しい。私は好きではありません。


 


3)攻撃されている主旨が正しいと知っていながら、屁理屈で否定し続ける。


 


例)AがBになるでは無いかと問われて、それは正しいのを承知の上で、本当にBになると思いますか?そんな事はおきるはずがないとしらを切りとおす。論点を屁理屈で逃れようとします。あまりにも平然と、しかも流ちょうにしらを切るので、普通の人はそうなのかと誘導されてしまいます。しかしその屁理屈があまりにも子供だましの理論で、聞いていて聞き苦しいのです。この猫だまし手法は、都知事の息子さんに多いようです。もっと真摯に誠心誠意答えたほうがいいのに。


 


例)内定を出した学生を自宅待機にしている社長さんは、「私は自宅待機などと思っていない、自宅研修だと思っている。それは学生にとってもとてもよいことだ。」などとシャーシャーと言う。バリッとしたスーツに身を固め、60代後半の老獪な顔をした経営者が、薄笑いを浮かべてこういうことを語った日には、もう自分でも意味のないことだとわかってはいても、怒りがこみ上げて来ます。


 「ご迷惑おかけいたしまして申し訳ありません。内定取り消しだけにはしたくはないと判断した結果、自宅待機を我慢していただいております。」となぜ言えないのだろう?


 


 どうも政治家や経営者は自分の非を絶対に認めたがらないもののようで、いや・・・認めるとそこから突破口を切り開かれて自分の立場が悪くなると思っているようで、明らかに自らが間違っている、自分の党が会社が間違っていると自分でそう思っていても、徹底的にしらを切り通す生きもののようです。

 そのしらの切り方では、小泉元首相や与謝野大臣などは愛嬌があります。自分が不利だと言うことを認めるサインを出しながら、それを何とか逃れようとする憎めない愛嬌が。


 


 「いや、上記で書いているようなことは、今始まったことではなく、昔からそうじゃないか。政治家とはもともとそういものだ。」とおっしゃる方がいらっしゃるなら、私はこれまでそう言う見方をしてこなかったので、何とも未熟な限りです。


 


*****************************************************


 自民党を離れた渡辺元行革大臣、そして昨日の鳩山前総務大臣、この2人に共通する部分は、発言は危なっかしくて突拍子もないことを言う人々ですが、言っていることがわかりやすく、少なくとも変化球ではなくストレートであったように思えます。(ように思うだけです)


 


 各々皆さんも好き嫌いがあるので、ここでは誰がいい奴、誰が悪い奴などと言う議論はいたしません


 ただ、昨日の鳩山さんの辞任と言う文字を私がNetで目にしたときに、なぜか私が直感的に感じたことがあるのです。これは誰にもわからないことですが、またそれは大外れの可能性も大いにあります。


 しかし、このブログの日付から後々ここでの私の直感がどのくらい正しかったかが判断出来ますね。


 過去にも、検察Livedoor捜索というNetのニュースを見た瞬間、堀江さんの逮捕をイメージしました。今でこそなんてこと無いことだとお思いでしょうが。


 sonさんのところで、次期アメリカの大統領はマケインだと言った私です。大したことではありません。


 


 昨日の鳩山さんの辞任は、戦後約50年ほぼ(一時期を除く)政権を支配してきた自由民主党が崩壊する直接的な引き金になってしまったと感じました。これから総選挙までの数ヶ月、とても見物です。

 永田町の理論、自民党の最大派閥の首領の意見が、自民党の意見として自民党の代議士を押さえ込みます。総理大臣ですら押さえ込むのですから。


 決して国民の意見が自民党の意見ではない。しかしそこに気づかない程自民党の政治家達はヤキが回ってしまったのか。やっぱり少し今回はおかしいです。自民党の代議士達に健全な人がいれば、これから数ヶ月間で、ぽろぽろと自民党を離党する人々が出てきてしかるべきだと思います。


 


 この場合は決して敵前逃亡、沈み掛けた自民党から逃げると言うレッテルを貼らないで、それが健全ではないかと思うようにして見て行こうと思います。


 


 タブーの政治絡みのブログ、大変失礼いたしました。皆さんの支持する政治家さん達の批判になっていたり、ポリシーの相違を感じたりされた方にはお詫びいたします。あくまでもこういうことを思っている人間もいるという感じで、読み流してください。


 政治と宗教の話は公の場所ではタブーと言われている理由はここにあります。「考え方の相違ですな」と紋切り型で相手との溝を作ってしまうからです。今日はその危険な領域に挑戦しました。


                                                       終わり


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日韓 男女のお話(オムニバス) [エッセー]

 CURURUのバックアップツールが6月末頃に配布されるそうですね。いよいよ引っ越しどうしようかと皆さん余念が無いのではないでしょうか。


 永遠に残り続けると思ったアーカイブ代わりのCURURUブログが突然無くなると言います。でも困った困ったと言ってもどうしようもない物はどうしようもありません・・・・・。


 もう逃避の場であるブログやめる、それも一つの大きな選択肢の一つです。


http://krungtep41.blog78.fc2.com/blog-entry-6.html


FC2ブログで試していますが、レイアウト一つ揃えるのが難しそうですね。


 


 さて、今日はかなり長くなります。


 まずはこの写真をどうぞ。


 





 NO.1

翻訳

          결혼 꼭 해야할까?     結婚は必ずしなければならないか?
          혼전 동거           婚前同姓
          적령기              適齢期

 

ここの結論としては、


      결혼 꼭 해야할까? 結婚は必ずしなければならないか? YES>NO
      혼전 동거       婚前同姓                 NO>YES
      적령기         適齢期                  26~35まで

 

 結論としては極めて一般的な結論で驚くべき結果は出ていません。

 強いてあげれば、適齢期を除いて、比較的見解が拮抗している所でしょうか。
 結婚はしなくてもいいという人が多いこと、同棲を認める人が多い事。

 

  先ほどの結論は、ソウルでの街頭アンケート。これが釜山・仁川・大邱・光州・大田・春川市で行われたアンケートなら、大きく結果は違ったでしょう。

 田舎(保守的)>都会(革新的) と言う構図は、韓国のみに限った事ではありません。日本でも世界中で同じです。

 ただ、韓国田舎(超保守的)<日本田舎(保守的)  韓国都会(革新的)<日本都会(超革新的) この構図も生きています。

 

 私(男)がこれまでいろいろの人から(韓国・日本の一般の人々)聞いた見解、聞かれた質問そして、私はそう答ることにしている答えを書いてみようと思います。
 テーマは何の脈絡もなく、オムニバスで書き綴ります。ただ男と女に関するイヤギです。



NO.2

 韓国の女性と日本の女性とではどちらが美人が多いか?可愛いか?

 もうとてもとても、これは本当によく聞かれる質問です。聞かれない時はない質問^^。

 一般的には韓国の女性の方が美人が多いとされています。韓国でも北に行けば行くほど美人が多いと一般的には言われています。それは北に行けば行くほどロシアに近くなり、色が白くなり背が高くなる、最後には目の色までも青くなる・・・一般的に美人と言われる条件を自然に整えてくるわけですから、これは理屈です。

 韓国の人々でも北朝鮮の喜び隊などが美人であるという認識は持っているのは事実です(一国の美人達を集める喜び隊を見てそれで、北朝鮮は美人が多いと言うのもちょっとどうかと思いますが)。(南男北女という4文字熟語もあります)

 



 NO.3


 私達は韓流のスター達を見ていますから、韓国の女性はなんて綺麗なんだとそれで判断してはいけません。逆に日本ドラマに出てくる綺麗な女性達を見て、日本人はみな美人だなんて思う人は、木を見て森を見ずだとお思いでしょう。

 

 街行く人々を一人一人見ていると、平均的に美人があちこちにいるとは決して言える状態ではありません。もっとも同じソウルでも場所によっては大きな違いがあります。これを韓国では「水がいい・悪い」と言います。

 梨泰院<南大門・東大門・大学路<明洞<新村<弘大<江南


 単純に人が集まる場所としては、水がいい場所はこんな順番かと。弘大や江南に行くとかなり水がよいと実感します。しかしこれは一般人に限った事です。(日本でも銀座と六本木と渋谷と上野と池袋ではやはり若干甲乙が付いてきます。これまた日本も韓国も同じです。)

 

 そしてこれまた世界共通、美女に会いたければ夜の蝶達の所に行け。韓国でも酒の店にいる女性達は、昼間の女性達より遙かに美しいのです。
 
 私個人的に見解を問われれば、やはり皆さんがおっしゃっているのと同じ見解を述べると思います。(韓国の女性の方が美しい)しかし通りを歩いていて、明らかにまっすぐ向いて歩いていられないほど(振り返りたくなる衝動に駆られる)美しい人とすれ違うと言う訳でもありませんし、日本であるいているのと何ら変わりはありません。

 強いてあげれば、美しい人の美しさ度合いが、若干韓国の人の方がアレかなと。もちろんこれも個人の好みによる物だろうと言われれば、「そうですね」、としか答えられませんが^^(ク・・・クルシイ)。
 



NO.4


 韓国の男性達にとって美人の第一条件は何?

これはほぼ堅いところで「身長」そして次に「顔」と言う条件は一般的です。韓国の若い人達には垂涎の的の就職先、財閥系。その財閥系は、普通身長160C~165以下の女性は採用しません。

 

 また特筆に値する事は韓国の男性達は女性の外見に付いて、自らの至らなさを棚に上げて^^、はっきりと口外します。それは日本人の私が一緒にいて、恐れをなすほど露骨に非情にはっきりとその事を口に出します。
 日本では死語となった「ブス」「へちゃ」と言うのに等しい韓国語を、誰に物怖じすることなく言い放ちます。これは顔に対してです。

 

 韓国の男性達にとって日本の女性は美人だ・魅力的だと思われているか?


これは残念ながらNOです。(あくまでも一般的な話をしているのであって、日本の女性に惚れて結婚する男性も存在します)

 

 それでは韓国の男性は、日本の女性が韓国の女性に対して魅力が劣ると考えている外見は何か?


1)歯並びの悪さ

2)足の形 足が太い短い
3)皮膚 キメと白さ

4)頭の大きさ


 これまで多くの男性からこれは判で押したように言われます。なるほど、言われてみればなかなかのポイントが並びます。

 大韓航空の乗務員の選び方の条件で重要な条件の一つは、ずばり足だと言います。細く長い足で無ければ、どうしようもなく合格することは出来無いと言います。
 背が高いことと足が綺麗なことは本人の努力ではどうしようもありません。整形でもダイエットでも変える事は出来無いわけです。フィットネスクラブの先生が、乗務員になりたいと言って来る客が一番難しいと言う理由がここにあります。

 また頭の大きさでは、韓国の俳優達は野球帽をかぶりサングラスをする姿が、似合う女性が確かに多いようです。

日本の女優の中には野球帽・サングラススタイルが似合わない俳優がいると言います。こういう見方(着眼)自体がなかなか面白いでしょう。

 ところで野球帽という発想は、ウォンビンさんと深キョンさんの共演「フレンズ」が火付け。であれば火をつけたのは皮肉にも日本の女優さんだったのに・・・。




NO.5


 それでは、韓国の男性が日本の女性に魅力を感じるところはどこか?


性格

 これは一にも二にも性格です。男を立てるという性格。自分のわがままを一つ飲み込むというその性格。(裏返しで韓国の女性達の自分本位の身勝手さにうんざりし、日本のけなげな女性の性格にあこがれていると言う部分)
 この部分は、韓国の男性達に一定の評価があります。
 韓国の女性達が男を立てないかと言うと、そうではありません。がしかし日本の女性の持っているその性格に比べると比較にならないようです。(ようですと他人事のように言っておきます)
 



NO.6


 韓国の女性は日本の女性をどう見ているか?


 こちらは、面白いことに女性も韓国の女性の方が美人だと思っています。しかしそれと共に男性は日本の男性の方が、格好いい男性が多いと思っている人がなかなか多く日本男性は善戦するのです。

 日本の女性が韓流スター達の名前を挙げて、韓国の男性は格好いいと言うのと同じく、韓国の女性達も日本の俳優の名前を結構すらすらあげる事が出来ます。

 韓国で人気のある日本男性俳優は?


 木村拓哉さん・松本潤さん・亀梨和也さん・小栗旬さん・玉木宏さん・妻夫木聡さん等々。もちろん日本の皆さんが韓流スター達をすらすらそらんじる事が出来るのは、作品がありきです。以前○○と言う作品を見たから、△△が好きだ。全くそれと同じ構図です。これらの名前が出てきた人達をなぜ知っているか?と言うと、韓国の方々が以前見たことのある作品に登場していたと言う、そう言う覚え方です。

 つまり両国共に俳優を見てすべての男性を比較しているような、そんな危うさがあります。
 木村拓哉さんの韓国での人気は、やはり頭一つ抜けているような気がします。
 日本で大ヒットのBrainは、翌日には韓国語の字幕で皆さんご覧になっています。ですからBrainについてああだこうだとSkypeで韓国にいる方々と話が出来るのですから、なんとも奇妙な気持ちがします。
 中井さんの「婚カツ!」は今一だ、「結婚出来無い男」がもうすぐ始まるよ・・・なんて言われると、余所の国の人と話をしている気がしませんねぇ。
 



NO.7


韓国の女性は日本の男性をどうみているか?

 ただし、韓国の女性達は言います。サッカーの選手を見ても、野球の選手を見ても、芸能人ではない人々を並べてみると日本人の方が格好いいと。確かにこれは的を得ているかも知れません。

 韓国の男性は、兵役があります。兵役から返ってきたら、確かに思いっきり焼酎好きの腹の出た恰幅のいいアジョシ(おっさん)になってしまう嫌いはありますね。
 あとは日本の男性は韓国の男性より背が低いが、可愛く愛嬌がある。韓国の男性は男らしいと言う見方も、ある程度定番かも知れません。
 私は日本の男として、日本男性が可愛いと言う表現には少しそうかな~と異論がありますが。

花男はうようよいるか?


 日本のアジュンマの皆さんが追いかける、身長180CM 以上の花美男子は韓国の街角で歩いているのを、私は一度も見たことがありません。第一180CMを超える人間そのものがかなり希少価値だというのに、そこに美男子だなんて・・・。確率論から言えば出会える確率がいかに低いかは、数学的に証明されており説明するまでもありません。もちろんよくご存じではあることですが。

韓国の女性が唯一日本の女性にかなわないと思っている事は何か?

 

 髪型・服のファッションにかけては、水のいい、江南・弘大の女性などでも日本の女性達には太刀打ち出来ません。これは明確に言えます。これを昂じて言えば、日本の女性達はおしゃれがうまい。この事は、多くの韓国女性が思っている事です。

 

 私がこういえば韓国の女性達は憤慨される方も多いと思いますが、今日日パリやニューヨークのファッションが東京のファッションを参考にし調査している、日本も今や世界のファッションの発信地だと言うこと。

 そして日本の女性の髪型の1年遅れが韓国の美容院で流行する事は、韓国の美容師さん達が一番よく知っている訳ですから。残念ながら動かしようのない事実(私が言うまでもない)で証明出来ます。

 唯一芸術の大学弘大の女性達のファッションが、さすが洗練されていてかなりな線まで来ているのは認めますが、しかし基本的にはどこかのファッションの先取りであり、流行にかなり近いと言う表現で終わりです。独創性があると言う意味ではありません。
 



NO.8


一見、日本を凌駕するほどの洋服屋の数々。韓国の女性達のファッションに対するセンスは?

 東大門などのウナギの寝床のような洋服の店を見ていると、韓国ではファッションに感心が高くその質もかなり高いのかと思いがちですが、あながちそうではありません。

 あのミリオレを代表とする多くの女性服の安売り店が成している効用は、ずばり・・・東京ではそのファッションを着ようとすれば、ン万円する服を、ン千円で提供すると言う効用です。

 ただしあくまでバチ物ですから、品質はそこそこの服。その季節を着れればいいという物です。遠くから見た目には、本物と変わりはなくファッショナブル。しかし近くでしげしげと見ると、使っている生地そして仕立て縫製が雑で安物だと判断出来ます。

 しかしお洒落をしたい乙女心には、しげしげと見てもらう必要など全くありませんから、その効用は効用で偉大なものがあります。

 傷があっても形が悪くても、メロンはメロン。安くて美味しいメロンが食べることが出来れば、全然平気という人は、世の中にごまんと存在します。

 日本ではなかなか難しい、ブランド品のバチ物を韓国では正々堂々と通りで売っている事実も、同じような理論から来ているものではないでしょうか。もっともそれを買う韓国の人々は確率的にはとても少ないですが。
 



NO.9


 美容院については、明洞地域・江南地域にある有名美容院が、他の地域にある美容院より価格が高いと言う、ぼったくり商法をやっている事からわかるように、腕がどうのこうのと言う問題ではなく価格が設定されている所にやや理不尽さを感じます。

 

 また、1年に2回3回と新しいカット方法などをきちんと教育しているチェーン店(ジャックデサンジュ等=パリ系)がある反面、全く美容院の先生達に教育がなっておらず、カットの技術もお話にならない美容院は、たくさんあります。

 それは日本でも同じ事ではありますが、特に日本人の髪をカットするには腕が未熟という先生達はたくさんいるのです。

 もちろん韓国にも超有名な先生は存在します。普段は韓国にはいらっしゃらずロンドンやパリにいらっしゃるような先生です。その先生に予約を入れるのは難儀します。価格も一般の料金の約3倍ほどはとられます。
 もちろん私もやっていただいた事がありますが、どうだった?と問われれば、う~んと答えるしかありません。確かにカットするパフォーマンスは、BENIHANAのロッキー青木さんばりで超一級、はさみ裁きは目を見張る物があります。
 



NO.10


 髪・洋服だけに限りません。化粧品も皆さんがBBを買い漁るお店は基本的に格安化粧品店から出発しているお店が、大ヒットしそして最近体裁を綺麗に整えてきたと言う歴史があります。

 日本の化粧メーカーも最近Netなどで格安専門というお店が出てきていますが、まだまだ店舗を一流の場所に構える程の力のあるメーカーは出てきていません。

 

 日本人には化粧品はある程度の価格がその品質に結びつくと言う固定概念があるのかも知れませんね。だから韓国に行ったときにその憂さを晴らすように、まとめ買いをするのでしょうか。

 

 1000ウォンパックの束などは、総じてあれはあれでよいのではないかと言う品質だと、その道では専門家ではない男の私は思ってしまいます。私も韓国に行くたびにあの束はかごに入れます。
 



NO.11


 これまで語った事を敢えて一言で言うと、韓国の女性達は、服でも・メガネでも・化粧品でも・髪でも、安くあげる事に大きな関心を持っていると言っていいかもしれません。それはすなわち物価の差、国民総生産の違いから来る、可処分所得の金額の差が、そう言う傾向を生み出していると言い切ってよいと思います。

 最近韓国の所得が上がってきていて日本と比較すればさほど変わりはないと言う輩もいますが、そんな事はありません。まだまだ韓国の給与水準は日本の給与水準に比べれば比較にはなりません。
 



NO.12


 さて外見や顔についてもう二つ述べておきたいことは、日本人のそれは韓国の人々のそれに比べて圧倒的に多様性があります。

 皆さん、現在思い浮かぶ日本の女優さんの顔を並べて見てください。全員違う顔ですね。それは整形手術が云々というのではなく、日本が沖縄から北海道まで長距離に渡って住んでいる民族であることから、全く顔自体背格好も皮膚の色も変わってくる事は、当然と言えます。


 しかし韓国はあの小さな場所にまとまって住んでいる、北朝鮮に大陸への往来は遮断され、南は海に囲まれていると言うジオグラフィーを見ても、その多様性が出てきようがないのでしょう。

 どの映画を見ても、ドラマを見ても、ヒロインの顔は何となくですが、同じステレオタイプがあるような気がします。人はそれをすぐ整形手術のせいだと言いたがりますが、それもあるかも知れませんが、そうではない部分もあるのではないかと思います。
 



                           NO.13

 韓国の女性がもう一つかなわないと思っているが、実はよい言い訳を用意しているものとは。


 次は、大変恐縮で、顰蹙を買う部分ではありますが、女性のバストに関してです。実際この問題は、韓国の女性達の間でもかなり話題になります。
 さてずばり韓国の女性は日本の女性にバストでは現状では勝つことは出来無いと思います。しかし韓国の女性はバストが負ける事は、日本女性は太っていてスタイルが韓国女性より悪いと結びつけて理解している傾向にあります。


 しかしこれは、やせている=Sライン=バストは期待できないと言う構図があるとすれば、韓国の女性達の食生活が、もっともっと美味しいものそして栄養のある物を、何不自由なく食べ肥満という文字に悩まされる時が来れば、次第にそのサイズは上がって来ます。たぶんに栄養に関係していると思うわけです。

 

 中国人には、タイ人はなぜあんなにスリムな人が多いのか?韓国になぜあんなにスリムな人が多いのか?をまことしやかに分析する人達がいます。そして苦し紛れに、お茶がその要因だとか、カプサイシン豊富な辛い料理がその原因だとか無理して結論づけていますが、それはやや苦しい。

 ずばり、食べるか食べないか。それだけの事です。アメリカ人になぜあんなに肥満が多いか?それは食べるからです。これも要点を集約して述べれば、貧困と関係します。食べるものに困る。量を食べれない、だから痩せる。それだけの話です。

 

 タイでも中国でも大金持ちの所の子供達は、かなりの確率で肥満児が多い。これは私が見てきた実感です。とてもわかりやすい例ですね。

 



NO.14


 私が無作為にこれらの写真を撮ってきておわかりのように、韓国の男女は歩く時に必ず手をつないでいます。日本の男女のデートの現場はどうでしょうか?韓国より若干男女の距離があるのではないかと思いますがいかがでしょうか。(韓国では男性同士も手をつなぐ時があります)

 韓国では人前の愛情表現に関しては、かなり重要な事項のようです。ただし、ここはソウルですがこれが釜山・光州となると、若干こうは行かなくなります。
 男性と女性の距離が、ここソウルより若干遠くなる感じです。同じ国でも住んでいる地域性によって若干異なって来るのは当然のことでしょう。

 ただ私がやや違和感があったのは、私が今回撮った写真のなかに、女性の荷物を男性が持っていると言うケースが無いことです。

 これは写真を撮っているカップルが、土日の昼間のカップルだと言う所に鍵があります。これが仕事が終わったあとのサラリーマン同士のカップルだと、男性が女性の鞄を持っているケースが多々見られるようになります。

 女性は毎日持つ鞄が、ゴミ箱と揶揄される程、何でもかんでもぶち込んでいるバックになり、とても重くなっているケースがあります。そう言う場合それを持ち歩くことが重くてかなわないとして、男性に持たせると言う状況が出てくるのです。
 
 さて手を握る、手を組むと言う先にある、Kissと言う愛情表現。西洋では日常で行われています。愛情表現が大好きな韓国の人々、Kissも日常でやっているかと言うとNOです。
 もちろん地下鉄の駅、通り道でKissをしている男女がゼロではありません。がしかしまだ韓国も日本と同じ、なにがしかの恥じらいという欠片が残っているようです。




NO.15


 韓国の女性を口説く(ナンパする=韓国語では作業する等)時に、使われるパターンの中に面白い物があります。男性が自分は《在日韓国人》であると言って近づくケースです。

 実際、道や公共の建物(学校を含む)の中での、ナンパという行為は、日本の比ではないほど行われています。私も何度もこの目で見て知っています。偉大なる当たって砕けろ精神。

 さすが韓国の男性、直球で自分の気に入った女性がいれば、その一期一会のチャンスを逃さず話しかけてきて、ナンパを心がける人が多いのです。(もちろん内気で必死の思いでメモに自分の電話番号を書いて女性に渡し、真っ赤な顔をして去って行く男性も見たことがあります)

 さて在日韓国人が、なぜナンパの道具になるのでしょうか?

 これは私なりに2つの理由からなると思います。一つは在日韓国人と言う韓国に住んでいる存在ではない事を利用して、ブルーオーシャンで戦えること。そしてもう一つは裕福だと言う固定観念です。

 ところが、この戦略のよくある落としどころは、正真正銘の韓国人であるにもかかわらず、ブルーオーシャンを狙って、在日韓国人と嘘を付いて近寄って来る男性が多いと言うこと。韓国の女性達にはこの部分は既に十分に警戒されています。
 



NO.16


 最後に、韓国男性日本女性>日本男性韓国女性 を証明せよ。

条件 舞台は韓国で

 韓国男性日本女性・・・①とする。

 日本男性韓国女性・・・②とする。

 

 まず一般的に男性が女性に仕掛けなければ始まらないと言う原則があるとすれば、①は韓国男性はその原則によく従います。しかし②で日本男性はなかなか奥手が多いのです。ただですら韓国の女性は、男性からの猪突猛進のアプローチ慣れしているわけで、奥手の日本人男性のアプローチは、アプローチですらないと考える節があります。さらに一度や二度は断るのは通過礼儀だとする風潮がありますので、②はなかなか成り立たないと言う事になります。

 

 次ににはコミュニケーションが必要です。この場合①では日本女性がまじめに韓国語を勉強します。日本人女性のために韓国男性がわざわざ韓国語日本語を(コメントでご指摘がありました、訂正してお詫びいたします)学ぶと言う事はありません。もともと話せる韓国男性は別として。

 ところが②では韓国女性が日本男性のために日本語を学ぶと言う事もさほどありません。もちろん舞台は韓国でと言う話です。日本ですと韓国女性が日本語を学ぶのは当然になって来て、この設問にはあてはまらなくなります。
 私はほぼ毎日1時間~2時間Skypeで韓国の方と、韓国語で会話をしますが、私のような日本人一般男性は、少数派のようです。

 

 次は遠距離をカバーする要素として、①は日本の女性はその必要を感じれば韓国に頻繁に出向きます。またその経済力もあります。②では韓国の女性が日本に来る事はないとは言いません、ちょっと前まではウォン高でかなりの女性が日本に来ました。がしかし今ウォン安でその流れはなくなりました。

 それでは日本の男性は韓国の女性のために韓国に行くか?と言うとNOです。男は仕事を抱えていて、なかなか休みを気軽に取って韓国に出向くことが出来ません。少なくとも女性が気軽に有給を使えるのに比べれば、格段に難しいでしょう。

 さらに恋愛をするくらいの年台、20台後半から30台にかけては、男性はとても会社で忙しいはずです。

 

 このように積極的な愛情表現、言語、自由になる時間と言う点から、①が必然で勝る事になります。

 

 例外

 舞台があくまで韓国でです。日本となると、①と②は逆転します。それは②のケースの中に、お水の韓国女性が数多く入ってくるからです。

 

 オムニバス形式でたくさん述べてきましたが、まだまだ書き進めることが出来そうです。写真でUp出来る1000KB以内の枚数がこれで終わりました。

 今日はこのくらいにしましょう。

 

                               写真・記載記事内容すべてOriginalです。

                                                   おわり


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